ノーラン監督、「ダークナイト」適任だったと自負

2018/05/21 05:24 Written by Narinari.com編集部

このエントリーをはてなブックマークに追加


クリストファー・ノーラン(47歳)は、自身が「バットマン」シリーズの監督に適任だったと語った。「ダークナイト」3部作のメガホンを取ったノーランいわく、“コミック原作の大人気作品”よりも「バットマン」のほうが自分に相応しいそうだ。

「バットマン」シリーズに携わった経験について聞かれたノーランは、「スーパーヒーローものだけど、罪悪感や恐怖心といったキャラクターの持つ強い衝動が物語の根幹にあるんだ。それに、ブルース・ウェインは大富豪ということ以外にスーパーパワーを持ち合わせてもいない」「でも本当に、ブルースは腕立て伏せをたくさん重ねる努力の人なんだ。そういう意味では、彼は色んなバックグラウンドがあって、人間的だよね。僕はそこに惹きつけられたんだと思う」と話した。

さらにノーランは、それぞれの映画で悪役を通してジャンルを探求することに力を入れたとも明かしている。

ノーランはヴァラエティ誌に次のように語っている。

「僕にとって、それぞれの映画は違うジャンルなんだ。悪役によって定義しやすいけど。続編の予定もしていなかったしね」
「だから悪役のジャンルや個性を変えることで、観客を惹きつけ、ちょっと違ったブルース・ウェインを伝えたかったんだ」

そんなノーランは以前、監督が映画を製作する時間に余裕を持てる作品は、もうないだろうと話している。

「最近の映画製作者にはそういった余裕がもう与えられていないんだ」
「スタジオ側に『続編はやるかもしれないけど4年後になるよ』なんて言えるのはあれが最後だったんじゃないかな。今はそんなこと言わせるには公開日についてあまりにもプレッシャーがあるからさ。でもそういうことを言えるのは創作面においてすごく大きなメリットさ」
「僕らには人や語り手として作品を開発し、そこからみんなを呼び戻せた特権や利点があったんだ」

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.