セクハラで「ロード・オブ・ザ・リング」降板と提訴

2018/05/02 02:26 Written by Narinari.com編集部

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アシュレイ・ジャッド(50歳)が、ハーヴェイ・ワインスタインの性的な誘惑を断ったため、映画「ロード・オブ・ザ・リング」の配役を失ったと訴えた。アシュレイは、ワインスタインがアシュレイの仕事ぶりついて虚偽や悪意のある意見を述べたせいで、大ヒット作を降板させられたと、ロサンゼルス郡上級裁判所に訴状を提出した。

訴状には「事実無根の中傷により、ワインスタインはジャッド氏をブラックリストに載せることに成功し、17ものアカデミー賞を受賞しただけでなく、それ以上のノミネートを果たし、何十億ドルもの収益をあげた映画シリーズに彼女が出演できた可能性を台無しにした」と記されている。

アシュレイはツイッターで、この裁判で得た損害賠償の全てはタイムズ・アップ基金に寄付すると宣言している。

「私の訴状について。セクハラの結果、私のキャリアにダメージを受けたことを根拠に、損害賠償を求めて訴えることにしました。セクハラや報復を経験したアメリカの労働者が助けを得られるよう、損害賠償金はタイムズ・アップ基金に寄付します」

28ページにも及ぶ訴状によると、アシュレイは損害賠償やワインスタインによる自身への今後一切の報復行動を禁止する命令、ワインスタインが「不公平な競争に関与する」ことへの禁止命令、裁判費用などを求めているほか、「痛ましい現実は、仕事の打ち合わせを装ってホテルの1室でワインスタインがジャッド氏に迫った際に、ジャッド氏が性的な要求を断ったことに対して、1年ほど前にワインスタインが報復したことです。『自分が怖い存在にもなり得る』と鼻にかけた自称『優しい独裁者』であるワインスタインは、エンターテイメント業界での権力を使い、ジャッド氏の評判に傷をつけ、彼女が仕事を見つけることを妨害したのです」と綴られている。

アシュレイは、中傷、セクハラ、経済的優位性を見込んだ故意の妨害など5つの項目でワインスタインを訴えている。

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