中国の人気ライスヌードル店が日本初上陸

2018/04/26 18:15 Written by Narinari.com編集部

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中国国内で530店舗を展開するライスヌードルのチェーン店「阿香米線(アーシャン・ライスヌードル)」が4月26日、埼玉県越谷市の「イオンレイクタウンmori」にオープン、日本上陸を果たした。中国国外での出店は、これが初めてとなるという。

米線(ライスヌードル)とは、中国雲南省で古くから食べられ、現在も屋台などで人気の麺料理。阿香米線は2000年に創業し、伝統料理の味や製法を継承しながら現代の味の好みに合わせたメニュー開発を行ってきた。

主力メニューになるのは「土鍋米線」という料理。これは100年以上前の中国で誕生した料理で、雲南省の離れ小島で官僚試験の勉強をしている夫のために妻が“冷めない料理を食べさせたい”と考え、土鍋で鶏を煮込んでライスヌードルを入れたらスープに浮かんだ鶏油によって、時間が経っても料理が冷めなかったことから誕生したのだという。

阿香米線では、鶏と豚骨をベースに100年前の食べ方を再現した「塩」、トマトソースの酸味が爽やかな「トマト」、豆板醤や山椒によってピリ辛に仕上げた「麻辣」、キムチを入れて韓国風に仕上げた「キムチ」の4種類のスープを用意。これに米と水だけで作ったライスヌードルや具材を入れる。香辛料は中国本場のものを使用するが、それ以外の食材は日本国内で調達しているそうだ。

オープン記念イベントで試食したのは、100年前の食べ方を再現したという塩味の土鍋米線。テーブルには、スープが入った鍋とライスヌードル、具材や薬味を乗せた大きな皿が運ばれてきて、自分で土鍋米線を完成させる。鍋に豚肉やキャベツ、そしてライスヌードルを入れて火を通し、用意された残りの具材や薬味を入れて煮込む。具材や薬味は自分の好みで入れられるので、食べながら具材を足して味の変化を楽しむことも可能だ。

そして食べてみると、鶏と豚骨をベースにしているのに驚くほどあっさりとしており、それでいてコクを感じることができる。女性でも豚骨であることを気にせず食べられるだろう。加えて、オススメしたのが卓上にあるラー油。味がピリッと引き締まるだけでなく、ラー油そのものの旨味によって米線のスープに深みが生まれる。

なお、オープン記念イベントでは雲南省の伝統舞踊が披露されたほか、“中華の鉄人”の陳建一氏が登場。陳建一氏は阿香米線について「四川省には(麻婆豆腐の発祥である)陳麻婆豆腐店があるが、その隣には阿香米線のお店があって(四川に行くと)いつも2つの店をハシゴしている。ライスヌードルは中国の人にとって非常に身近な料理で味のバラエティも豊か。色々な味を楽しんでほしい」とコメントしている。

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