スピルバーグ「レディ・プレイヤー1」に熱狂と興奮

2018/03/15 06:50 Written by Narinari.com編集部

このエントリーをはてなブックマークに追加


スティーブン・スピルバーグ監督が贈る、映画の枠を超えた超ド級エンターテイメント大作「レディ・プレイヤー1」のシークレット ファンスクリーニングが3月11日、米テキサス州オースティンにて毎年開催されている「サウス・バイ・サウスウェスト(SXSW)」にて行われた。

ファンスクリーニングの舞台となったのは、今やコミコンに並ぶ一大イベントとなっている音楽・映画・テクノロジー関連の祭典「SXSW」。この日に合わせ、「SXSW」の開場には「レディ・プレイヤー1」の世界観を体験できる特設ブースなどが設置され、世界中のインフルエンサーたちが特別に招待された。

今回のスクリーニングは、事前に知らされていないサプライズ演出であったこともあり、この事実を直前で知った来場者は、驚きのあまり歓喜の声を上げた。そして、上映後の会場は大喝采とスタンディングオベーションに沸き立ったが、ここでさらなるサプライズ。本作の監督であるスピルバーグ監督と、主人公ウェイドを演じたタイ・シェリダン、本作のヒロイン サマンサを演じたオリビア・クック、ウェイドやサマンサの大切な仲間トシロウを演じた森崎ウィンとエイチ役のリーナ・ウェイス、本作の敵役でウェイドたちの前に立ちはだかるソレント役のベン・メンデルソーン、脚本を担当したザック・ペン、そして原作者のアーネスト・クラインが舞台の袖から登場したのだ。

生ける伝説ともいえる巨匠と、ほんの数分前までスクリーンで大活躍していた豪華な役者陣たちの登場に、会場はさらなる興奮と熱狂に包まれた。

スピルバーグ監督は「まず、今回の試写会は、おそらく私が経験してきた中で最も緊張したものだったことを言わせてください(笑)」と少しおどけながら、「今まで、私はカメラの後ろから指示を出して映画を作ってきました。ですが、この映画は皆さんと同じように一観客として映画を作ると決めたのです。皆さんの隣に座って一緒に楽しむための映画を撮影するということは、皆さんのための映画を作っているということなのです」と語り、この作品は観客の目線にたって創り上げたことを明かした。

さらにスピルバーグ監督は、この映画が一部のゲームやアニメ、そして映画ファンのためだけにあるわけではないことを強調。「私の妻はゲームっぽいストーリーが好きではないのです。なぜなら、彼女は一度もビデオゲームをしたことがないからね。しかし、この映画のストーリーを渡した3日後、彼女は私のもとに来て、『選択の余地なんてないわ。絶対にこの映画を撮るべきよ!』と私に言ったのです(笑)。この物語を理解するためにゲームをする必要なんてないのです」。

そして、この映画を撮ろうと強く思ったきっかけに関して、「私の決め手は、原作にもあったウェイドとサマンサのドラマです。この映画は壮大なアドベンチャーであると共に、彼ら2人の成長の物語でもあるからです」と語った。

映画「レディ・プレイヤー1」は4月20日(金)、全国ロードショー。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.