「スケベ!」沢村一樹少年が励まされた巨匠

2018/03/07 21:11 Written by Narinari.com編集部

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俳優の沢村一樹(50歳)が3月7日、都内で開催された映画「15時17分、パリ行き」(配給:ワーナー・ブラザーズ映画)大ヒット記念イベントに、映画コメンテーターのLiLiCo(47歳)とともに出席。同作の魅力を語るとともに、“クリント・イーストウッド愛”を爆発させた。

同作が2015年8月に発生した無差別テロ事件(タリス銃乱射事件)に基づいていること、主演の男性3人が事件の当事者でもあることについて意見を求められた沢村は、「役者という仕事って何だろう? とちょっと思いました。演じることの意味とか」としみじみ。「(主演の3人は)役者としては素人さんなわけじゃないですか? でも実際に起きた事件を体験した人たちなので、僕らは体験せずに想像して演じているわけですけど、体験した人たちの“強み”には勝てないのかな」と思いを吐露し、さまざまなことを考えさせられながら鑑賞していたことを明かした。

また、同作では主演男性の“リアルな軍隊生活”が描かれていることについても触れ、「今まで観た映画の軍隊の訓練とは何かが違う」と印象を語り、「こんなことまで訓練するんだって思ったし、それは優等生じゃなかったからいろいろな経験ができたわけですよね」とし、子どもから大人になるまでずうっと“落ちこぼれ”だった男性がテロに立ち向かい、フランスで最高の栄誉となる「レジオン・ドヌール勲章」を授与されるまでに至った過程、バックグラウンドにも惹かれている様子だった。

ちなみに、沢村は昔からクリント・イーストウッド監督の大ファンであるそうで、「僕らの世代はクリント・イーストウッドとショーン・コネリーが2大巨頭なんですよ。僕は粘土でいろいろと作っていた時期があるんですけど、大好き過ぎてクリント・イーストウッドの胸像を作ったんです。クリント・イーストウッドの分厚い写真集を買ってきて」と驚きのエピソードも披露。子どもの頃にはエクボが両方ある人は「スケベ!スケベ!」とからかわれていたこともあるそうで、「同じようなエクボがあるイーストウッドを見て励まされていた」と明かし、LiLiCoから監督がすでに次作の企画に入っていることを知らされると「ワーナーさんのお力で。チャンスがありましたら……」と“夢の共演”に色目を使っていた。

「15時17分、パリ行き」は丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほかで全国公開中。

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