英ウェールズにあるパブが、携帯電話を預けた客は“25%オフ”になるサービスを始めた。
「ザ・ファット・ボアー」という名のこのパブは、客がケータイばかりに目を向けている姿を目にするのに嫌気がさしたようで、食事中に自らの携帯電話をスタッフに預けた客には割引を提供することにしたという。
同店のマネージャーはそのいきさつをこう語る。
「私たちはテーブルに一緒に座っている人たちが、食事が運ばれてくるのを待つ間、会話もせずにケータイばかり見ている姿を常に目にしています」
「みな、メールやSNS、チャットなどのチェックを常にしなければいけないプレッシャーもあるのでしょう」
「でも電話のことを忘れ、互いのことだけに目を向けて当店でのひと時を楽しむように私たちが何か出来たら、とても良いと思うんです」
そして割引サービスを思いついたという社長は「私こそ、常にケータイばかり見ている人間です」「私たちは皆、多忙な生活を送っていますし、携帯というものはそのスケジュールをうまくこなすのに必要な素晴らしい方法でもあります」「しかし、当店へいらっしゃったお客様たちには、常に音が鳴るそのデバイスから少し離れて、その時を楽しんでいただきたいと思うのです」「家族や友人との団欒の際、ケータイは深刻な邪魔にもなりますので、ただ楽しい会話を楽しんでもらおうとこのアイデアを思いついたのです」と話した。