中国のスマホメーカー・小米(シャオミ)傘下のナインボット社が、2015年にアメリカのセグウェイ社を買収し、現在はより安価なセグウェイタイプの電動立ち乗り二輪車が世界各地で販売されるようになっているが、どうやらその恩恵は世界だけでなく、中国の農村部にも行き届いているようだ。
先日話題になったのは、福建省南平市の農村部を電動立ち乗り二輪車で気持ちよさそうに疾走する高齢女性の姿。女性は野菜を入れたカゴを肩に担ぎ、防寒着のポケットに両手を突っ込んだままスイスイと道路を走る。くるりと向きを変えたり、回転したりと運転はお手のものだ。
女性は「とても便利よ。毎日乗っているの。これがなかったら野菜を持ったままこんなに長い距離は歩けなかったわ」と笑顔で語るが、もともとこの電動立ち乗り二輪車は子どもからプレゼントされたもので、当初は「乗れないよ」と断ったそう。ただ、最近の電動立ち乗り二輪車は技術の進歩により、難しいテクニックは一切必要ない。子どもに請われるまま試してみると、あっという間に乗りこなせるようになったそうだ。
今では「30キロの野菜を担いだままでも運転できる」とのこと。今後、中国の農村部では電動立ち乗り二輪車ブームが到来するかも?