ウィル・スミス、自ら会見の後片付け

2017/12/20 16:09 Written by Narinari.com編集部

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「メン・イン・ブラック」や「インデペンデンス・デイ」「幸せのちから」などでお馴染みの米俳優ウィル・スミスが12月20日、都内で開催されたNetflixオリジナル映画「ブライト」来日記者会見に出席。記者に近づいてマイクを向けたり、後片付けに率先して参加したりとユーモア精神をいかんなく発揮、会場を沸かせた。

12月22日よりNetflixで独占配信される「ブライト」は、人間がオークやエルフら異なる種族と共存する、もうひとつのロサンゼルスを舞台にした作品。怪物の見た目をしたオークは最下層の嫌われ者、超人的な能力と美貌を持つエルフは階級の頂点、人間はその中間層に位置する設定で、ウィル・スミス演じるロサンゼルス市警の人間ウォードと、同じく警官でオークのジャコビーのコンビが、地球の運命をも揺るがしかねない大きな事件に巻き込まれていく様を描いた、スリリングなアクション満載の新感覚バディ・ムービーだ。

デヴィッド・エアー監督は「いろいろなジャンルをコンビネーションさせた非常に風変わりな作品です」と紹介し、「私はロスを舞台にした作品、警察モノ作品には経験値があるのですが、今回は同じロスでも、ファンタジックなロスを舞台にしており、また違った作品にしたいという思いがありました。また、ただ見て忘れてしまうような作品ではなく、何かみなさんの心にメッセージを残せる作品にしたいと思ったんです」とその独特な世界観が誕生した背景を明かした。

一方、主人公のウォード役をつとめたウィルは「この映画の面白いところは、エルフが一番社会の上流階級で裕福、オークは一番底辺にいて見下す存在、人間はその中間層なんだ。僕はアフリカ系アメリカ人の警官役で、オークに差別心を持っている。現実社会とはまったく違うんだけど、人種差別とか偏見、そして階級制度とかいうものを違う視点から見ることができる映画なんだ。とても特別な作品になっているから、ぜひ楽しんでほしい」と作品の魅力を笑顔でアピールしたが、質疑応答では記者に近づいてマイクを向けて耳を傾けたり、ほかのキャストやスタッフが会場を後にする中、自身は後片付けに参加したりとユーモア精神をいかんなく発揮。記者の質問の日本語を英語に“想像翻訳”して監督に伝えたりするお茶目な行動にも出るなど、記者や関係者たちを魅了し、スターとしての“華やかさ”をこれでもかと見せつけていた。

なお、会見には監督とウィル以外にも、ジャコビー役のジョエル・エドガートン、エルフのレイラ役のノオミ・ラパス、プロデューサーのエリック・ニューマンとブライアン・アンケレスも登壇。また、日本だけでなく、シンガポール、台湾、フィリピンなどアジア各国のメディアも集まった。



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