食べものの恨み調査、“悲しみのループ”も判明

2017/09/22 12:11 Written by Narinari.com編集部

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竹下製菓は9月22日、ロングセラーアイス「ブラックモンブラン」シリーズの発売48周年を記念し開発された、“保冷剤に擬態する”パッケージの限定ブラックモンブラン「DO NOT EAT」を発売するのに合わせ、「食べものの恨み」調査の結果を発表した。

この調査は、大切にしまっておいた食べ物を誰かに食べられてしまう。そんな悲しい思いを経験した人がどれだけいるのかを調べたもの。自分の食べものを、他人(家族・友人・同僚・恋人など)に食べられた経験がある全国の10〜50代の男女500人を対象にアンケート調査を実施した。

まず、「あなたは食べ物(アイス、ゼリー、シュークリーム、エクレア、ケーキ、その他)を、他人(家族・友人・同僚・恋人など)に食べられた経験はありますか。また、隠したり目印をつけたり、食べられないよう工夫した経験はありますか」との質問。その結果、他人に狙われやすい食べ物は、80.8%と「アイス」がトップであることが判明した。次いで、「ケーキ」「シュークリーム」となったが、やはり老若男女に人気の「アイス」が食べられやすく、被害者が多い結果となった。そしてその被害を避けるべく、食べられないように工夫をした人が40.2%も存在。食べられた経験が多い故に、対策を打つ人も多く存在することがわかった。

次に「自分の食べものを他人に食べられてしまった時、あなたはどのように思いましたか」と、心の内について質問。“被害者”の心情は、「はらわたが煮えくり返る」と穏やかではない回答をした人が、51.0%も存在していた。次いで「心にぽっかり穴が開いた」と喪失感を覚えたという回答も42.6%。31.0%の人は「信じられるのは自分だけだ」と人間不信になったことも判明した。

さらに「自分の食べものを食べられてしまった時、あなたはどの様な行動をとりましたか」と質問。これに怒りや悲しみに満ちた“被害者”の66.0%が「食べた人を責める・文句を言う」と回答した。文句だけでは我慢できず、「弁償させる(28.4%)」と実力行使する被害者も存在。また「無関係な人に八つ当たりをする(5.8%)」と二次被害が発生ケースや「絶交をする(5.4%)」と人間関係が崩壊する危険性があることも判明した。

ちなみに、「他人の食べ物を食べてしまう人のことをどの様な人だと思いますか」との質問では、大多数が「食いしん坊(81.6%)」と認識。また、勝手に食べ物を食べる行為を犯罪と捉え、食べた人を「泥棒」認識する回答者も存在した(53.0%)。さらに一部の回答では「人間失格(32.4%)」とまで捉え、ヒトとして見れなくなったと考える人もいるようだ。

一方で、被害者に対して「他人の食べ物を食べた経験があるか」を問うと、48.2%が「ある」と回答。様々な感情やそれに伴う行動があったため、被害者が加害者になることがないと考えられていたが、実際はそうでなく、“悲しみのループ”が存在していることが判明した。

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