台風18号が過ぎ去り、抜けるような青空となった東京・巣鴨の高岩寺(とげぬき地蔵尊境内)で9月18日、毎年恒例の「健康ガムカムダンベル体操」(主催:NHK文化センター/協賛:ロッテ/協力:巣鴨地蔵通り商店街)が催され、武蔵野学院大学教授・輪嶋直幸氏による実技指導のもと、多くの高齢者が心地よい汗を流した。
本イベントは毎年「敬老の日」に実施されており、今年で19年目を迎える。「健康ガムカムダンベル体操」はガムを噛みながら行うダンベル体操のことで、咀嚼力の向上および基礎体力の維持・増強を目的に、鈴木正成氏(筑波大学名誉教授)によって1999年に考案された健康体操だ。
「体操」は3回に分けて行われ、1回目(9時30分〜10時)と2回目(10時30分〜11時)はそれぞれ約80名、3回目(11時30分〜12時)は約40名が参加。参加者は近場で暮らす高齢者が中心だったが、若者や子どもの姿もちらほら見られ、体操後には参加賞としてウォーターダンベル、歯につきにくいガムが贈られていた。
今年で2回目の参加となる70代男性は「家でもやっていますよ。去年いただいたダンベルは家に飾ってあるんです」と笑顔。ガン手術を乗り越え、現在は犬の散歩と体操で健康維持に努めているそうで、「来年も参加したい」と抱負を述べていた。