ザ・シンプソンズの名作曲家を解雇、27年間担当

2017/09/01 12:31 Written by Narinari.com編集部

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人気アニメ「ザ・シンプソンズ」の作曲家であるアルフ・クラウゼンが解雇されたようだ。2度のエミー賞受賞歴を誇るクラウゼンは、同アニメで過去27年間にわたって作曲を手掛けてきていた。

クラウゼンはヴァラエティ誌に対し、プロデューサーであるリチャード・サカイから連絡を受け、番組が異なるタイプの音楽を求めているとして解雇を告げられたと明かしている。

現在76歳のクラウゼンは同番組で560回以上のエピソードの音楽を手がけ、エミー賞では23回も候補に挙がり、1997年と1998年には受賞を果たしていた。「ザ・シンプソンズ」以外でも7度のノミネートを受けているほか、アニメ界のアカデミー賞と言われるアニー賞で5度の栄冠に輝いている。

クラウゼンはアメリカで今年の5月から放送されたシーズン28では音楽を担当していたが、10月から放送開始予定のシーズン29でも担当しているのかについては分かっていない。一方でダニー・エルフマンによる番組のテーマソングは放送局のフォックスが権利を維持するものとみられている。

クラウゼンはほかにも、「フェリスはある朝突然に」「裸の銃を持つ男」「こちらブルームーン探偵社」「アルフ」など30本以上の映画やテレビ番組で作曲を務めた。

このニュースに関してフォックスの広報担当はコメントを控えている。

「ザ・シンプソンズ」は1989年12月に放送開始。600エピソード以上の放送回数を誇る長寿番組となっている。

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