映画「バッドボーイズ」シリーズ第3弾となる「バッドボーイズ・フォー・ライフ」の公開が延期されたようだ。

1995年の「バッドボーイズ」、2003年の「バッドボーイズ2バッド」に続くシリーズ3作目となる同作は、当初、来年11月9日に全米公開が予定されていた。しかし、配給元であるソニーの公開リストからは現在削除されており、公開は未定となっている。

今年になってからジョー・カーナハン監督が「創作性の違い」を理由に同作からの降板を発表して以来、作品の今後に暗雲が漂っていた。

同シリーズは、マイアミ警察の麻薬捜査官2人の活躍を描いたアクションコメディで、主人公マイク・ラーリーをウィル・スミス（48歳）、その相棒マーカス・バーネットをマーティン・ローレンス（51歳）が演じている。第1作目は、警察署から盗まれた1億ドル（約109億円）相当のヘロインをめぐるストーリーとなっており、続く2作目ではマイアミで横行する薬物エクスタシーをめぐって麻薬王と対峙する姿が描かれた。

2作目は批評家からは高い評価を得られなかったが、興行収入は3億ドル（約296億円）にものぼった。これまで主人公を演じてきたウィルとマーティンは共に最新作への出演も決まっているが、今回の理由の背景にはウィルの多忙なスケジュールを含めた数々の要素が背景にあるとみられている。

前2作品のプロデューサーを務めたジェリー・ブラッカイマーは、昨年4月に脚本が「まだ執筆中である」と明かしていた。