鼓童×ローランドの世界初「電子担ぎ太鼓」

2017/08/04 14:12 Written by Narinari.com編集部

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太鼓芸能集団の鼓童とローランドは、電子楽器と和太鼓の可能性を探求し、今後の太鼓文化をさらに発展させることを目的に、世界初となる「電子担ぎ太鼓」の試作機を共同開発した。

ローランドはこれまで、電子楽器ならではの先進的な機能を備え、本格的な演奏を楽しめる電子ドラム「V ドラム」や、カホンに多彩な音色表現を加える電子カホン「エルカホン」など、これまで数多くの電子ドラム/パーカッション製品を開発し、音楽表現の可能性を追求してきた。

そして鼓童とローランドは双方の理念が合致し、2016年より共同研究開発をスタート。以来研究を重ね、これまでに類のない本格的な「電子担ぎ太鼓」の試作機の完成に至った。

「電子担ぎ太鼓」は、伝統的な担ぎ太鼓のデザインや構造をベースに、ローランドが電子ドラムの開発で培った技術や独自のノウハウを注ぎこみ設計。打面を叩いた時の振動をセンサーで拾い、その信号をケーブルを通じてローランドの電子ドラム/パーカッション音源に送り、和太鼓はもちろん、さまざまなパーカッションの音色を発音するという仕組みだ。打面の中央部、端部、さらに「フチ」と呼ばれる外周部の3か所にセンサーを搭載し、担ぎ太鼓と同じ奏法や打感を実現している。

また、打面にはローランド独自のメッシュ素材を採用しているため、演奏時の消音性に優れており、場所を選ばず練習することが可能だ。

なお、今年8月に新潟・佐渡で開催される「アース・セレブレーション2017」の特別フリンジ・パフォーマンス「電子と原始」(8月19日)にて、「電子担ぎ太鼓」を使用した演奏を披露する。

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