西武鉄道「見たことのない特急」デザイン決定

2017/06/14 04:22 Written by Narinari.com編集部

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西武鉄道は6月13日、昨年3月に明かした「いままでに見たことのない新しい特急車両」計画について、基本デザインが決定したと発表した。

この新しい特急車両の計画は、建築界のノーベル賞といわれる「プリツカー賞」を受賞した世界的な建築家・妹島和世氏監修のもと、西武鉄道内で選抜されたプロジェクトチームメンバーを中心に取り組んでいるもの。新型特急車両は3つのデザインコンセプトをもとに、国内初となる先頭車前面ガラスや大きな窓など、外観・内観ともに「いままでに見たことのない新しい車両」を目指した。

デザインコンセプトは「都市や自然の中でやわらかく風景に溶け込む特急」「みんながくつろげるリビングのような特急」「新しい価値を創造し、ただの移動手段ではなく、目的地となる特急」の3つ。

車両前面には国内初となる大きな三次元の曲面ガラスを採用し、やわらかな印象の先頭デザインにした。また、車体カラーは都市や自然の中でやわらかく風景に溶け込むデザインを実現するため、アルミ素材の車体に塗装仕様としている。窓にもこだわり、リビングのような大きめの窓が等間隔で連続していくデザインだ。

車内のテキスタイル(布地)はデザイナーの安東陽子氏、照明デザインは照明家の豊久将三氏が担当する。

西武鉄道はこの新型特急車両を56両(8両×7編成)導入する計画。運行開始は2018年度末頃を予定している。同社が特急車両を新造するのは、現在運行している10000系車両“ニューレッドアロー”の登場から25年ぶりだ。



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