【おもちゃショー】異彩放つ伝統工芸×プラレール

2017/06/01 22:07 Written by Narinari.com編集部

このエントリーをはてなブックマークに追加


6月1日から始まった「東京おもちゃショー2017」。数多くの新作おもちゃを展示しているタカラトミーブースだが、中でも日本の伝統工芸職人によるアートプラレール「伝統工芸×プラレール」は異彩を放っていた。単なる「おもちゃ」としては片付けられない魅力を紹介しよう。

「伝統工芸×プラレール」はタカラトミーの鉄道玩具「プラレール」に、日本の伝統工芸職人の技を融合させたスペシャル・プラレール。「江戸切り子」「京都竹細工」「箱根寄木細工」「漆塗り」の伝統工芸職人4名が“花火”をテーマに作成。唯一無二の美しいプラレールに仕上がっている。

「江戸切子」の職人・高野秀徳氏は「(プラレールのような)形は江戸切子の作品にはあまりないので、江戸切子の良さを損なわず、かつ電車に合うデザインになるように気を使いました」と話す。高野氏自身、おもちゃとのコラボレーションは初めての経験で、試行錯誤の末に“花火”というテーマから“夜空”、そして“夜行列車ブルートレイン”と連想してゆき、そこに「江戸切子」の代表的な紋様を組み合わせていったという。

株式会社タカラトミーの山下由衣氏は「プラレールには58年の歴史があり、私どもが考えるおもちゃ作りに必要な“モノ作り”の精神と、日本が誇る伝統工芸の“モノ作り”の精神。それらを融合することで日本の“モノ作り”の魅力を皆さんに再発見してもらいたかった」と本企画の意図を説明。その上で「あと2年でプラレールは60周年を迎えます。そのときにも皆さんがびっくりするような企画を行いたいと思いますので、期待してください」と宣言。プラレールファンには嬉しい言葉だ。

なお、「おもちゃショー」で展示されているのは「江戸切り子」「京都竹細工」「箱根寄木細工」の3作品のみ。「漆塗り」作品は「おもちゃショー」には展示されておらず、今後詳細が決まり次第、タカラトミーのHPなどで公開される予定だ。こちらも楽しみに待つとしよう。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.