「007」ボンド役のロジャー・ムーアが死去

2017/05/24 05:42 Written by Narinari.com編集部

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「007」シリーズのジェームズ・ボンド役などで知られる俳優のロジャー・ムーアが死去した。89歳だった。ロジャーが5月23日、短期間にわたるがんの闘病生活を経て、スイスで息を引き取ったことを遺族が公式ツイッターで発表している。

3番目の妻との間に生まれた、成人している3人の子供たちを代表して、ツイッターには1通の手紙が投稿された。

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「辛い気持ちで一杯ですが、私たちの父ロジャー・ムーアが今日、この世を去ったという悲しいニュースをみなさんにもお伝えしなければなりません。私たちは全員、悲しみに打ちひしがれています」
「ロジャー・ムーア KBE、俳優、ユニセフ親善大使、作家」
「私たちの最愛成る父ロジャー・ムーアが、短期間ながらも勇敢に立ち向かったがんとの闘病生活の後、本日スイスで息を引き取りました。最後の日々は素晴らしい愛に囲まれ、それは言葉だけでは言い表せません」
「私たちの愛情や称賛は、個人的にまたは映画、テレビ、情熱を注ぎ自らにとって最高の偉業と捉えていたユニセフの活動を通じて父を知っている世界中の人々によって何倍にも膨れ上がることを知っています」
「ステージであろうと、カメラの前であろうと、父はその愛情を感じ取っていましたし、90歳を直前に迎えながらも仕事に励み、それは2016年11月に行われたロンドンにあるロイヤル・フェスティバル・ホールでの最後のステージまで続きました。満員の観衆がステージ上でも外でも歓声を送り、父の生まれた場所からほど近いその建物の基盤までを揺らしたものです」
「お父さん、お父さんでいてくれて、そしてたくさんの人々にとって特別な存在でいてくれてありがとう」
「私たちはこれからこの辛い時期における(ロジャーの現在の妻)クリスティーナへと想いを向けなければいけません。そして父の望みどおり、モナコで葬儀を行う予定です。デボラ、ジェフリー、クリスチャンより」

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この3人のほか、4番目で現在の妻クリスティーナとの間に娘がいるが、昨年7月に47歳の若さでこの世を去っている。

ロジャーは1960年代の「セイント 天国野郎」や1970年代の「ダンディ2 華麗な冒険」などのテレビ番組で人気を誇った後、1973年にジェームズ・ボンド役に就任した。「007 死ぬのは奴らだ」「007 私を愛したスパイ」「007 ユア・アイズ・オンリー」などシリーズ計7作品に12年間にわたって出演し、ボンド史上最長の記録を誇っている。

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