H&Mは5月22日、自己破産したさくら野百貨店仙台店（仙台市青葉区）に入居していた店舗について、7月上旬に移転オープンすると発表した。移転先は東北最大級のショッピングセンター「ザ・モール仙台長町」（仙台市太白区）。

移転先の「H&M ザ・モール仙台長町店」は、売場面積約900平方メートルの1フロア構成。取扱いコンセプトは、レディース、メンズ、キッズ、アクセサリーで、トレンドアイテムからベーシックまで、幅広い商品ラインナップを取り揃える。

H&M Japanのルーカス・セイファート代表取締役は「仙台は、複数のH&Mストアを展開するポテンシャルのある都市だと考えています。仙台さくら野店が閉店することは残念ですが、7月から新たな場所で仙台の皆さんに、引き続きH&Mのファッションを楽しんで頂けることを嬉しく思っています」とコメントを寄せた。

なお、これに伴い、「H&M 仙台さくら野店」は5月24日をもって営業終了となる。

H&Mは、仙台には1店舗しか展開していない（2017年5月22日現在）。今年2月に入居していたさくら野百貨店が突然閉店し、多くのテナントが撤退や移転を余儀なくされる中で、H&Mは同じ場所で変わらず営業を続けてきたが、「いつまでH&Mは営業してくれるんだろう」「仙台からいなくならないで」などの不安の声も上がっていた。