東京大学に銀座線01系車両を譲渡

2017/05/15 15:57 Written by Narinari.com編集部

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東京メトロは5月15日、今年3月10日で営業運転を終えた銀座線01系車両のうち1両(01-630号車)を東京大学に譲渡したと発表した。

同車両はすでに、3月24日未明に中野車両基地から東京大学柏キャンパスへ搬送。今後は研究用車両として活用される予定だ。

東京メトロと東京大学は、長年にわたり車両の走行安全性向上に関わる共同研究を実施してきた。今回、東京大学生産技術研究所附属千葉実験所の機能移転に際して、さらなる鉄道技術の発展を目的とした廃車車両の譲渡依頼を受け、譲渡することになったという。

これまで銀座線01系車両は、熊本電鉄への譲渡や地下鉄博物館での保存を行っているが、研究用としての譲渡は初めての取り組みとなる。

東京大学生産技術研究所が所管する千葉実験所は、全長約333メートルの試験線を有し、直線、曲線、踏切および分岐器などがあり、海外で多く使用されている特殊レールも一部敷設。台車および車両の走行実験、外フランジ型車輪などの新構造車両の走行に関する研究ができる。

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