お餅に包まれたアイスクリームといえば、日本ではおなじみの「雪見だいふく」ですが、その類似品がアメリカでも売られているのをご存知でしょうか。フランシス・ハシモトという日系人の起業家が「モチ・アイスクリーム」との名称で1990年代から売り出し、日本食レストランへデザート用に卸したり、日系人の多い地域のアジア系食材店で販売していました。

それが近年では、一般のスーパーマーケットでもこの「モチ・アイスクリーム」が、ちらほらと見かけられるように。今年1月には全米チェーンで、オーガニックやベジタリアン食品を多く扱う、ホールフーズ・マーケットがセルフサービスの「モチ・アイスクリーム」コーナーの設置を開始。当初はカルフォルニア、イリノイ、そしてテキサス州にある3店舗のみでの試験的販売でしたが、最近ではほとんどの店舗でも見かけられるようになり、「モチ・アイスクリーム」は全米でどんどん認知度と人気を高めているのが伺えます。

ホールフーズの「モチ・アイスクリーム」のフレーバーはバニラ・ビーン、ストロベリー、マンゴー、コナ・コーヒー、ダブル・チョコレートのほか、抹茶、緑茶（※抹茶とは別物です）、小豆、黒ゴマといった和風フレーバーも充実しています。

お値段はひとつ2ドル（6個で10ドル）と多少高めですが、自分の好きなフレーバーを好きなだけ買える、というコンセプトと、カラフルな「モチ・アイスクリーム」がフリーザー内で山積みでディスプレイされている様子が、ソーシャルネットワークでも話題となり、注目を集めているようです。