米国“最もデブで不健康な都市”ランキング

2017/04/05 11:15 Written by Narinari.com編集部

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米国の疾病管理予防センター(Centers for Disease Control and Prevention)の統計によると、同国の成人の70%以上がBMI指数25.0以上の過体重(overweight)であり、30.0以上の肥満体型(obesity)であるとしています(※日本の基準では25.0以上が肥満と定義――日本肥満学会より)。肥満が社会問題となって久しい米国ですが、太り過ぎによる疾患に対する医学的な警告も虚しく、肥満体型の人々の数は増え続けて行くばかり。肥満に関係する疾患の医療費は、年に3,160億ドル(日本円にして約35兆円)にも及ぶそうです。

そうした中、米国の金融サイト・Wallethubが、「米国で最もデブで不健康な都市ランキング」という興味深いデータを発表しました。この統計は米国内の主要都市における肥満人口、生活習慣、公共施設などの環境、健康データなどを考慮して作られており、それによると第1位はミシシッピ州の州都ジャクソンなのだそうです。

ジャクソンは、肥満人口ではお隣のルイジアナ州にあるシュリーブポート・ボージャー市に次いで2位となっていますが、高血圧、高コレステロール症、糖尿病などを患った成人が多いために堂々の1位を獲得しています。

ランキングは次の通り(カッコ内は州名)。

1位 ジャクソン(ミシシッピ)
2位 メンフィス近郊(テネシー、ミシシッピ、アーカンソーをまたぐ)
3位 リトルロック(アーカンソー)
4位 マクアレン・エディンバーグ・ミッション近郊(テキサス)
5位 シュリーブポート・ボージャー近郊(ルイジアナ)
6位 チャタヌーガ近郊(テネシー、ジョージアをまたぐ)
7位 モビール(アラバマ)
8位 ラファエッテ(ルイジアナ)
9位 ウィンストン・セーラム近郊(ノースキャロライナ)
10位 ノックスビル(テネシー)

この結果を見る限りでも、不健康な地域が特に多いのが南部地域にあるという実態が分かります。このほかにも、米東部のアパラチア山脈近辺も「肥満地域」であり、今後これらの地域は人々の健康のみならず、医療費などによる経済的な圧迫も浮き彫りになるのではないでしょうか。

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