米国では近年、クロワッサンとドーナツを組み合わせた「クロナッツ」をはじめ、ドーナツ型のデコ寿司「Sushiドーナッツ」など、いろいろな食材をドーナツにしてしまうハイブリッドな食べ物が多く登場しています。そうした中、ニューヨーク市にあるPOP PASTAというケータリング会社が、パスタとドーナツを組み合わせた食べ物を開発し、一部で話題を呼んでいるようです。

この「スパゲティ・ドーナツ」は、イタリアのナポリ地方の家庭料理「frittata di spaghetti（パスタのフリッタータ）」という、具入り厚焼き卵のレシピをもとに、「手に持って食べられるパスタ」というコンセプトを形にしたもの。パスタといえばテーブルで食器を使って食べるのが一般的ですが、それをもっと手軽に、ピクニックなどの野外でも食べられるように、との願いが込められているそうです。

現在のラインアップは「aglio e olio pop（ニンニクと唐辛子）」「red sauce pop （トマトソース）」「zucchini pop（ズッキーニ入り）」「carbonara pop（カルボナーラ）」「bolognese pop（ボロネーゼ）」などですが、公式サイトによると、今後もっとメニューを増やして行く予定とのこと。

POP PASTAの「スパゲティ・ドーナツ」は、今のところ販売店舗はなく、ケータリングのみの展開となっていますが、世界中からB級グルメが集まるNYの著名フードフェスタ「スモーガーズバーグ」などにも出店され、徐々に認知度を高めているようです。