入手困難なウイスキー「軽井沢」290本が競売に

2017/03/16 11:09 Written by Narinari.com編集部

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ウイスキー専門のオークションサイトを運営するWhisky Auctioneerは4月5日から、“世界で最も入手困難なウイスキー”とされるジャパニーズウイスキー「軽井沢」のコレクション290本のオークションを開始する。

「軽井沢」は、長野県御代田町でメルシャンが所有していた、日本で一番小さい蒸留所・軽井沢蒸留所で、かつて年間15万リットルのみ生産を行っていたウイスキー。2011年に蒸留所が閉鎖して以来、オフィシャルでの販売は行われていないが、2015年に「軽井沢1960」が国産ウイスキーとして過去最高額の約1,344万円(9万6000ポンド)で落札されるなど、世界中のウイスキーコレクターから高い関心が寄せられている。

今回出品される230本以上はシングルカスクとなり、なかでも極めて希少な50年熟成の「軽井沢1963」、48年熟成の「軽井沢1964」も含まれているとのこと。

個人的にもウイスキーを収集・所有するWhisky Auctioneerの設立者兼オーナーのイアン・マクルーン氏は、今回のオークションについて次のように語っている。

「世界で最も希少性の高いウイスキーの一つである『軽井沢』のコレクションが、これほどの大規模にオークションに出品されることは、これが初めてです。どなたに落札頂けるのか今からとても楽しみにしております。これまで英国と欧州で多くのオークションを開催してきましたが、今回のコレクションは特に、米国や台湾、もちろん『軽井沢』の母国である日本を含む、世界中の国のウイスキーのコレクターが強い関心を寄せて頂けると期待しています」

また、ウイスキーの専門家である、Rare Whisky 101のアンディー・シンプソン氏は、次のようにコメントを寄せた。

「ここ数年、極めて需要が高く入手困難な『軽井沢』に先導され、日本のウイスキーは継続的にオークションに出品されています。これらの少量生産・高価値のウイスキーは、一本当たり2,000ポンド(約28万円)で単体または小規模なパッケージで流通しており、市場に大きな影響を与えています。今回は、これほどの数をオークションで提供されることで、世界で最も切望されているウイスキーにどれほどの価値を見出して頂けるかを楽しみにしています」

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