ドローンで女子高生寮を盗撮か

2017/03/03 08:53 Written by Narinari.com編集部

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ドローンの活躍の場は広がり続けているが、同時にドローンを悪用するケースも増えている。中国ではこのたび、女子高生寮を盗撮していたと思われるドローンが目撃され、物議を醸した。学校側は「セキリティ対策を講じる」と表明しているが、そう簡単に対処できる問題でもないようだ。

中国メディア・合肥晩報によると、ことの発端は2月15日21時ごろ、安徽省合肥市の某高校の女子学生寮付近を飛行する1機のドローンが確認されたことだった。寮にいた女子高生のAさんが言うには、学生寮は5階にあり、当時は多くの学生がベランダの扉を開け放し、雑談や遊びに耽っていたという。

そんなとき、ベランダ近くにいたAさんの頭上でブンブンと鳴り響く音が聞こえてきたそうで、外を見ると建物から3メートルほど離れた場所を飛行するドローンを発見。Aさんは驚き、寮は一時騒然となった。

学生たちを驚かせたのは、発見されたドローンは逃走するどころか、かえって近づいてきたことで、最短で腕1本分程度の距離まで接近。Aさんらはすぐに学校の保衛科に連絡し、学生のひとりがほうきを持ち出し、ドローンを叩き落とそうとしたことで、やっとその場から離れていったという。

しかし、その約2分後、ドローンは再び登場する。今度は隣の寮のベランダ付近で10数秒間ぐるぐると回り続け、やっと闇に消えていったそうだ。

Aさんの寮にはカーテンが備え付けられておらず、外からは“丸見え”の状態であったとのこと。ひとまず今後のためにカーテンやシートを貼り付けることで対処したそうだが、今後いつ再びドローンが飛んで来るかはまったく予想ができず、安心できない日々を送っているという。

学校側は「パトロールを強化する」と表明しているが、一方で「人間がパトロールしたところで夜に飛行するドローンにどう対応するというんだ?」という疑問の声も少なくないようだ。

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