「13日の金曜日」のリブート版製作が、撮影開始予定の数週間前という段階で中止になってしまったようだ。
殺人鬼ジェイソン・ボーヒーズが登場するスプラッター映画の代表作「13日の金曜日」のリブート版が、オリジナル作品公開から47年の時を経て、今年10月に公開予定となっていた。
アーロン・ガサイコウスキーが脚本を手がけ、ブレック・アイズナーが監督を務めることになっていた同作には、2009年に公開された「13日の金曜日」のリメイク版を手掛けたプロデューサーのアンドリュー・フォームとブラッド・フラーも参加することが決まっており、撮影は来月から始まる予定だった。
パラマウント・ピクチャーズの公開スケジュールからはこの作品以外に「ワールド・ウォーZ」続編も削除されている。
中止の理由について公式の発表は行われいないものの、「13日の金曜日」のリブート版に関わっている関係者はザ・ハリウッド・レポーターに対し、「撮影スタート予定日までに製作側の準備が整わなかったからだ」とその理由を説明している。
また海外で現在公開されているホラー映画「リング」のリブート版が、製作費2500万ドル(約2億8000万円)をかけて製作されたにもかかわらず、公開初週の興行成績が1300万ドル(約1億4600万円)と結果が振るわなかったことから、「13日の金曜日」のリブート版製作にも影響が出たのではないかと言われているようだ。
キャンプ・クリスタル・レイクで被害者たちを襲う主人公ジェイソンの視点で観客が楽しめる作品を目指すと、プロデューサーのフラーとフォームから伝えられたパラマウント・ピクチャーズは、この作品をファウンド・フッテージ風にしたいことから、製作の遅延は1度発表されていた。