欧米人、特にアメリカ人はベーコンに対して異常なほどの愛を注ぎます。ある統計によると、「パートナーが自分よりもベーコンが好きなんじゃないか」と不安を覚える男女が4人に1人もいるそうです。そしてアメリカ人は平均にして、1人で一年間に約8kgも消費するのだとか。
そんなベーコン・ラブなアメリカ人にとって、とても衝撃的なニュースが最近発表されました。ベーコンの原料となる冷凍豚バラ肉の国内在庫量が、過去50年で最低レベルにまで下がってしまったのです。しかも、現アメリカ国内の豚肉生産量は過去最高だというのに、何が原因でこうなってしまったのでしょう。
なんとその理由は、豚肉の輸出が増えたことに加え、アメリカ人の“ベーコン愛”が高まりすぎて、それに見合う供給をしていくうちに在庫をどんどん減らしてしまったからなのだそうです。そして、冷凍バラ肉の不足による価格の上昇が加速化し、2017年に入ってからは20%も高騰。アメリカ人は悲鳴をあげています。
ただ、ベーコンの価格が上がることで消費に歯止めがかかり、在庫が底をつくことはないだろう、と専門家は見解を示しています。お気の毒ですがアメリカ人は当面、ベーコンを食べるペースや量を少し抑える必要があるかもしれませんね。