MV「チキン・アタック」にハマる人続出

2017/01/31 04:36 Written by Narinari.com編集部

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ここ数日、中国のソーシャルメディアで大人気となっている1本のMV(//www.youtube.com/watch?v=miomuSGoPzI)。その名も「Chiken Attack(チキン・アタック)」。日本語が飛び交ったり、忍者が登場したりしているため、一部のネットユーザーは「日本のアーティストのMV」と勘違いしているようだ。

「Chiken Attack(チキン・アタック)」と題されたこのMVは、1月25日にYouTubeで公開された。日本語で「鶏攻撃の術」と紹介されているMVは、盗みを働いた忍者が屋敷から逃げ出すシーンから始まる。すると、鶏を抱えた白髪の紳士(東洋人)が忍者の前に現れ、日本語で「それを返せ。さもないと後悔するぞ!」と叫ぶ。忍者が「お前一人に何ができる!?」と挑発すると、紳士は「誰が一人といった?」と返すとともに甲高い声で突然歌を唄い始めるというものだ。

そしてここにきてはじめて「Chiken Attack(チキン・アタック)」というタイトルの意味が判明する。紳士が抱えていた鶏が突然人型のチキン・ヒーローに変身し、忍者とバトルを繰り広げるのだ。設定上、紳士はありとあらゆる動物を操れるらしく、紳士の歌(命令?)で鶏はチキン・ヒーローに変身した様子。歌のサビは「Go chiken go!」で、最後にはチキン・ヒーローの強さに忍者は降参。紳士は忍者に鶏を差し出し、「卵を今夜のディナーにしなさい」「もう盗みなんかするんじゃないよ」と優しいメッセージを残して終了する。

何ともくだらないストーリー、楽曲に思えなくもないが、このMVがYouTubeで公開されるや否や、中国のソーシャルメディアにも次々と転載されていき、「もう洗脳された」「PPAPの次はこれだ!」「今日見るの5回目」などと中毒症状を訴える声が続出。同MVを紹介したある投稿には1万近いコメントとともに、2万近い「いいね!」がつくほどの人気ぶりとなっている。

気になるのはこのMVを制作したアーティスト。なぜか中国のソーシャルメディアでは日本のアーティストと勘違いされているようだが、実はアメリカ出身のバンド「グレゴリー・ブラザーズ」のMVで、同バンドはこれまでにもさまざまな国を訪れてはイメージMVを制作している。また、米大統領選のパロディ映像を制作したり、ホットなニュース映像に曲を乗せて動画を作成したりといった活動をしているアーティストだ。

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