島津家ゆかりの文化財、スタバの店舗に

2017/01/26 00:03 Written by Narinari.com編集部

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スターバックス コーヒーは3月29日、旧薩摩藩主・島津家ゆかりの登録有形文化財「旧芹ヶ野島津家金山鉱業事業所」を、「スターバックス コーヒー 鹿児島仙巌園店」(鹿児島県鹿児島市吉野町9688−1)としてオープンする。

「鹿児島仙巌園店」は、登録有形文化財の「旧芹ヶ野島津家金山鉱業事業所」を活用。桜島、錦江湾の雄大な景色が目の前に広がる、国の名勝に指定された仙巌園に隣接している。「歴史と現代の融合した特別な空間に大切なお客様をご招待する場所」(Salon de Siren)をコンセプトに、歴史ある建物をモダンにリノベーションした店舗だ。

「旧芹ヶ野島津家金山鉱業事業所」は、1904年(明治37年)に鹿児島県北西部のいちき串木野市の芹ヶ野金山に、島津家の金鉱山事務所として建造し、1986年(昭和61年)に現在の地に移設された。

2階建ての洋風木造建築の店舗内は、1階にバーカウンターと3部屋の客席を備え、2階に1部屋の合計4部屋で構成。ゆったりとしたレイアウトでくつろぎの時間を楽しめるよう、店内65席、テラス14席を配置する。

内装では、バーカウンター、天井や照明の設えなど、薩摩切子とスターバックスのロゴに描いている人魚の鱗の彩り豊かな表情からインスパイアされたデザインを全ての部屋に施し、薩摩の歴史にスターバックスの新たな息吹を吹き込む佇まいに仕上げた。

さらに2階席中央のコミュニティテーブル天板の杉材や屋外ベンチの溶結凝灰岩など、鹿児島県産の建材を使用している。

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