2016年度は“ひどい映画”多かった

2017/01/25 06:53 Written by Narinari.com編集部

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「ズーランダーNo.2」が、最低映画を決める今年度のゴールデンラズベリー賞で最多となる9ノミネートを受けた。「15年ぶりの遅すぎる続編」と同賞の幹部らから酷評を受けた「ズーランダーNo.2」に続き、「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」が8ノミネートされている。

両作品ともに最低作品賞、最低リメイク/パクリ/続編賞の候補に選ばれた。


「ズーランダーNo.2」はベン・スティラーが最低主演男優賞、ウィル・フェレルとオーウェン・ウィルソンが最低助演男優賞、クリステン・ウィグが最低助演女優賞、さらにはベンとオーウェンが最低スクリーンコンボ賞の候補にまで挙がっている。

その一方でベン・アフレックとヘンリー・カヴィルが出演した「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」は、同賞幹部に「最低最悪なコミックブックの争い」だと評され、最低主演男優賞のほかに最低スクリーンコンボ賞にもノミネートされた。

ベンは過去にジェニファー・ロペスと共演した「ジーリ」でラジー賞を獲得したことがあったが、アカデミー賞受賞作品「アルゴ」や「ゴーン・ガール」の評価を受け、2015年度ではゴールデンラズベリー賞名誉挽回賞を受賞している。

この2作品に続き、「ダーティ・グランパ」が6ノミネート、「キング・オブ・エジプト」「ヒラリーズ・アメリカ」「インデペンデンス・デイ: リサージェンス」が5ノミネート、「アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅」が3ノミネートで後を追うかたちだ。

同賞の幹部らは、2016年度はひどい作品が多かったため、各カテゴリーのノミネート数を例年の5つから6つへと増やす必要があったとしている。

その中でも「ヒラリーズ・アメリカ」で本人役を演じたディネッシュ・ドゥソウザが最低主演男優賞にノミネートされているほか、2014年に最低主演女優賞を獲得したタイラー・ペリーが再び出演作「ブー!ア・メデア・ハロウィーン」で同賞にノミネートされてしまっているところが注目を浴びている。

ロッテン・トマトのユーザ達によって選ばれた最低スクリーンコンボ賞以外の全てのカテゴリーのノミネートは、1014人のゴールデンラズベリー賞会員によってオンライン投票で選ばれており、2月25日に行われる式典で受賞者が発表される。

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