尾上松也の夢叶う、ディズニーアニメ声優に

2017/01/12 07:45 Written by Narinari.com編集部

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女優の夏木マリと歌舞伎俳優の尾上松也が、ディズニーアニメ最新作「モアナと伝説の海」の日本語吹替に挑戦していることがわかった。夏木は初のディズニー声優、尾上は初めての声優となる。

尾上が演じるのは、ディズニーの新ヒロインで主人公の16歳少女“モアナ”を相棒として支え、一緒に冒険をする伝説の英雄“マウイ”。神に与えられた巨大な釣り針でどんな生き物にも姿を変える変身の達人で、冒険のカギを握るキャラクターだ。

ディズニーの担当者は、尾上を起用した理由を「マウイは、悩みながらも前に進むモアナを支える重要なキャラクターです。モアナの相棒として頼もしく陽気でありながら、一方では繊細な一面も併せ持ち、セリフのみならず歌も歌う非常に難しい役柄。マウイ役を演じられるのは、歌舞伎、ミュージカル、ドラマと、そのジャンル毎に見るものを魅了させる尾上松也さん以外にいないと思いオファーさせて頂きました」と説明している。

また、夏木が演じるのは、“モアナ”を見守り、“モアナ”の運命を導く道しるべとなる“タラおばあちゃん”。起用理由について、ディズニー担当者は「演技、歌、踊りなどのあらゆる表現で観客を魅了する夏木マリさんは唯一無二の存在です。タラおばあちゃんは、予期せぬ出来事に戸惑い悩むモアナを支える理解者であり、島に伝わる伝説を伝える存在としてもとても重要な存在で、セリフのみならず歌も歌う非常に難しい役柄。タラおばあちゃん役を演じられるのは夏木マリさん以外にいないと思いオファーさせて頂きました」と語っている。

なお、主人公の少女“モアナ”の日本版声優はまだ発表されていない。しかし、すでに対面したという尾上は「ようやくご本人にお会いさせていただいた時は鳥肌が立ちましたね。まさに“日本のモアナ”というくらい見た目も雰囲気もモアナそのもの。アメリカ(字幕版)のモアナ役の声優の方と同様に、ピュアな感じと透き通る歌声!」と大絶賛。

その歌声を聴いたという夏木は「素直な声の中に色々な質の音があって、羨ましかったです。本当に素敵でした」と、魅了されたという。

ポリネシアの島々で語り継がれる神秘的な伝説をもとに、新たなストーリーを紡ぐ本作の舞台は、壮大に広がる美しい南の海。海を愛し、海に選ばれた少女“モアナ”は、ある日、愛する人々と世界を闇から守るという大役を突然課せられ、傷つき悩みながらも大海原へ旅立つが――。「モアナと伝説の海」は3月10日(金)より公開。


☆夏木マリ(タラおばあちゃん役)コメント

おばあちゃん役は大好き!ディズニー・アニメーション作品でおばあちゃんの役があったら参加したいと思っていました!

私は南の島には縁がなかったのですが、夏に突然ハワイに行きたくなったんです。帰った途端に今のお話が来て、モアナに導かれたと思いました。タラおばあちゃんはモアナを導いていくキーパーソンで、傷付いたり、悩んでいるモアナの背中をそっと押してあげる存在です。

収録中は、モアナに話しかけるように歌いました。自分で作った歌は自分のメッセージがありますので自分なりに歌うわけですが、キャラクターのある歌はキャラクターの心の叫びや喜びを歌で表現しなければいけないので、難易度は高いと思いますね。

この映画は海のお話なのですが、このお話で描かれている海は南の島だけではなくて、私たちが生きている世界そのものだと思います。現代を生きている人たちに観て欲しい作品になっています。冒険をして自分の心に素直に生きていく、そんなテーマが含まれているので是非ご覧いただきたいと思います。


☆尾上松也(伝説の英雄マウイ役)コメント

本当に嬉しい!僕の幼少期はディズニー無しでは語れないです。俳優というお仕事をしていますので、いつかディズニー・アニメーションの声優が出来たら最高だなとずっと思っていましたので、夢が叶った気持ちです。

歌舞伎は様々なお芝居の中でも、色々な出来事を誇大に表現する技法を使います。吹替というお仕事は初めてでしたが、自分が動かず、動いているキャラクターに声を吹き込んで命を与えるお仕事ですので、そのキャラクターの気持ちを作って演じるという点では、根本的なところで一緒だと感じました。

ただ、普段の歌舞伎や俳優のお仕事と違う点は、相手が目の前に居てその相手との掛け合いを想像しながら演じますが、吹替というお仕事は1人で画面を見ながら、自分がその状況に居ることを想像して演じることは初めての経験でした。

モアナやマウイの葛藤は大人も共感できると思います。なにかを成し遂げたい、なにかを超えたい、乗り越えたいけどその一歩が踏み出せない人はたくさんいると思いますので、それを踏み越えるにはどうしたらいいのか、その先にはなにがあるのか、この作品を通じて感じることが出来ると思います。観る人の世代も性別も問わない作品だと思います。

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