桑田佳祐が1万5000人とド派手に年越しライブ

2017/01/01 02:50 Written by Narinari.com編集部

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桑田佳祐が12月31日、恒例の横浜アリーナでの年越しライブをソロ名義としては4年ぶりに開催し、1万5,000人のファンと共にド派手に2017年を迎えた。

昨年は新曲リリース、CM出演など、精力的に活動を行ってきた桑田だが、実はファンを前にステージに立つのは2015年8月17日・18日のサザンオールスターズ LIVE TOURの追加公演として行われた日本武道館公演以来約1年4か月ぶりだ。

オープニング映像が流れ会場がどよめくと、間髪入れず桑田がステージ上に登場。久々の“生桑田”に、横浜アリーナに詰めかけた約1万5,000人のファンから割れんばかりの歓声が巻き起こった。その後、歌謡ショーを思わせる大階段を歌いながら、ゆっくり降り定位置につくと、場内の興奮は最高潮に。

冒頭は、2016年に発表されたばかりの新しい曲から、約30年前のソロデビュー曲「悲しい気持ち(JUST A MAN IN LOVE)」まで、新旧ヒット曲のオンパレードで、一気にボルテージを上げると、その後は、ロック、ポップス、バラード、ブルース……と実にさまざまなタイプの曲目で会場を感動に包んだ。そのステージは図らずも、長年にわたってヒット曲を生み出し続け、なお進化し続けるアーティストという、凄みを見せつけるものとなった。

世の中の度肝を抜いた斬新な楽曲「ヨシ子さん」、聴く者の涙を誘うアコースティック・ロッカバラード「君への手紙」という対照的な2曲がライブの肝となりながら、2016年に発表した新曲とともに、2013年のヒット曲「Yin Yang(イヤン)」も含め、ライブ初となる曲をふんだんに披露。

「EARLY IN THE MORNING 〜旅立ちの朝〜」で妖艶なダンサーと共に更に会場を煽り、曲が終わると新年へのカウントダウンに突入。ド派手な演出で桑田と観客の約1万5,000人が共に新年を迎えると、会場は多幸感に包まれた。

するとその後、ステージがいきなり暗転し、お正月仕様となった白無垢パンダメイクの“ヨシ子さん”と思しき人物が登場。ステージは一気にカオスな空気へとなだれ込み、2016年世間に大きなインパクトを与えた「ヨシ子さん」がスタート。歌番組で繰り広げたド派手な世界観をさらにスケールアップし、約40人にも及ぶダンサーと共に、ファンを圧倒するスケールで披露、強烈なインパクトを残した。

ソロのデビュー曲「悲しい気持ち(JUST A MAN IN LOVE)」や、「真夜中のダンディー」といった往年の名曲から、2016年リリースした「ヨシ子さん」や「君への手紙」といった最新曲まで、合わせて全28曲を約2時間半にわたって演奏したこのライブは、2016年の集大成だったと言えそうだ。

「君への手紙」の初回特典に入っていたファンに向けての手紙にも「新しい作品を来年(※2017年)にはお届けできるように頑張りますので、申し訳ありませんが今しばらくお待ちください」と書いてあり、アルバムのレコーディングにも入っていると公言している桑田。最後のMCでもファンとの逢瀬を強く約束していたように、今年はソロ活動30周年を迎えるということで、さらなる活躍への期待も高まるばかりだ。

なお、このライブの模様は1月3日20時からWOWOWでの放送が決定している。

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