ナチス軍服着た高校生が行進、学校行事に非難

2016/12/26 14:18 Written by Narinari.com編集部

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先日、台湾の高校で催されたあるイベントが非難を浴びている。高校生グループがナチスの軍服を身にまとい、ハーケンクロイツの旗を掲げて行進したためで、政府を巻き込むむ事態にまで騒動が拡大したという。

中国メディア・看看新聞などによると、先日、新竹市の光復高校で催された学校創立記念イベントでのこと。同イベントでは学生たちが歴史上の人物をテーマにコスプレをすることになっており、一部の学生がナチスの軍服を身にまとい、ハーケンクロイツの旗を掲げて行進。ダンボール製の戦車に乗ってナチス式の敬礼をしたり、笑顔で記念撮影したりしている学生もおり、事態を重く受け止めた台湾のイスラエル経済文化弁事所が、12月24日午前に抗議声明を出すことになった。

イスラエル経済文化弁事所は「高校生がこのような極端な活動をし、しかも学校のサポートを受けていることに驚きを禁じ得ません。学校は指導・監督の責任を果たしておらず、遺憾の意を表明します」と厳しい言葉で非難。これを受け、台湾総統府も今回の活動に関して学生や学校を非難している。

なお、学校側はすでに公式に謝罪しているそうだが、同時に学生たちを追い詰めないよう市民らに懇願。また、「決してナチスの残虐行為を支持しているわけではありません」とも声明を出している。

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