アーノルド・シュワルツェネッガー(69歳)は、鏡に映った自分を見ると吐き気がするそうだ。
1970年にはボディビルディングの世界最高峰とされる“ミスター・オリンピア”の称号まで獲得しているシュワルツェネッガーだが、自分に対してとても厳しい目を持っているようで、現在はもちろん、最高の体型だった頃でさえも、自分の見た目に自信がなかったという。
シガー・アフィシオナード誌のインタビューでシュワルツェネッガーは「鏡を見ると吐き気がするんだ」「僕は常に自分に厳しい目を持っていたよ。最高の体型の時でもね」と話している。
7度も“ミスター・オリンピア”の栄冠に輝きながらも、自分には何かが欠けていると思っていたそうで、「ミスター・オリンピアを次々に獲得したけど、鏡に映る自分を見て『なんでこんなダメな塊が優勝できたんだ?』って思ってたね。完璧だなんて思えなかった。常に何かが足りなかったんだ」と続けた。
そんなシュワルツェネッガーは間もなく70歳の大台を迎えるが、20年前と変わらない生活を送っているため、実感はないそうだ。「年齢の実感はないね。20年前にやっていたことと全く同じことをやっているからさ」。
若い頃、厳しいエクササイズのスケジュールをこなしていたシュワルツェネッガーは、トレーニングはもちろんのこと、食事のメニューや大会のプログラムまで、自分で書き上げるのが得意だったそうだ。
「書き上げると、自分の期待を裏切りたくなくなるんだ。だから毎日鏡を見て『分かってるか? 近づいて来てるんだ。書きつづったあんなセットやエクササイズ、食事制限をこなせないんじゃ、お前の顔なんかみたくないね』って言っていたもんさ」