2017年1月12日より、「ノイタミナ」（フジテレビ系）にて放送されるアニメ「クズの本懐」。その同じ原作を連続ドラマでも制作し、1月18日より放送することがわかった（※フジテレビオンデマンドで先行配信）。フジテレビが同一原作の作品をドラマ、アニメと同時に提供するのは初めて。

「クズの本懐」は、月刊「ビッグガンガン」（スクウェア・エニックス）にて連載中の横槍メンゴ（よこやり めんご）による人気マンガ。主人公の高校2年生・安楽岡花火（やすらおかはなび）と粟屋麦（あわやむぎ）が、実は誰にも言えない秘密の契約を結んでおり、不条理な感情を慰め合い堕ちていく様を描いた作品だ。

ドラマ版でダブル主演を務めるのは、吉本実憂（19歳）と桜田通（25歳）。共にこれが連ドラ初主演となる。

吉本は「この作品の本質は『人の心の中』にあります。花火の行動は無茶苦茶。でも花火は自分と向き合うようになり、頭の中がごちゃごちゃだった状態から抜け出していきます。消えそうなほど繊細な光というものを表現出来ればと思いますし、感情の移り変わりにぜひ注目して頂きたいです」、桜田は「約2年前、タイトルと表紙の花火に目を惹かれ出会ったのは、人を想う心の苦しさを包み隠さず綺麗事も存在しない『クズ』達の物語。美しく繊細な表現をする横槍メンゴさんが女性であることも説得力があり、一気に心を掴まれました。真っ直ぐに歪んでいく心と理性の瞬間に命を吹き込み、共有したい。この願いが動き始めました。実写化する意味とその価値を、責任の重さを、今一度見つめ直し、麦として『クズの本懐』の世界に飛び込みます」とコメント。

作者の横槍メンゴは「アニメ化に引き続きましてなんとドラマ化も決定です。しかも前代未聞の同時放送とききまして、ワクワクがとまりません！ より生っぽく、よりリアルに、『クズ』の世界の息遣いを感じていただけたらと思います！」と喜びを語っている。