大泉洋、安田顕らTEAM NACSの20周年イベントレポ

2016/11/26 07:56 Written by Narinari.com編集部

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森崎博之、安田顕、戸次重之、大泉洋、音尾琢真による演劇ユニット「TEAM NACS(チームナックス)」が、結成20周年スペシャルイベント「TEAM NACS 20th Anniversary TEAM NACS XX(twenty)」を開催。11月24日、東京公演(東京・昭和女子大学 人見記念講堂)が無事終了し、公演の最後にはファンに向けて2018年に本公演を行うことが発表された。

この日のオープニングでは、これまでの過去の公演の映像が2015年「悪童」から1996年「LETTER〜変わり続けるベクトルの障壁」まで、音楽に合わせて遡るように幕に投影され、その幕の振り落としと同時にメンバーが華々しく登場。

オープニングトークでは東京会場と全国のライブ・ビューイング会場のファンへイベントの各コーナー説明のほか、事前にファンからアンケートで募ったこれまでの本公演の「名キャラクター」「名セリフ」「名シーン」がランキング形式でイベント中に発表されることについても説明された。

そうした中、始まったのが大泉洋がMCを担当する「週刊大泉」のコーナー。このコーナーではTEAM NACSが北海学園大学の演劇研究会に所属していた当時に、メンバーの戸次重幸がマイカメラで撮影していた秘蔵映像や、東京に活動の幅を広げる前に北海道でのみ放送されていた懐かしいCMなどがランダムに流された。

大泉のターゲットにされたメンバーは頭を抱え悶絶……笑いの代償として身を削る羽目に。極め付けは今日のスクープ大賞として音尾琢真が高校時代に所属していた男子新体操部時代の衝撃映像が流され、メンバーも会場のお客様もお腹を抱えて笑った。

続いては、各公演ごとにメンバーの誰かが持ち時間の中でやりたいことをできる個人企画のコーナー。11月25日の夜公演ではメンバーの安田顕がこのコーナーを担当し「泣いてもらいます」というタイトルの企画が始まった。安田以外のメンバーが舞台上でイスに座っていると、除夜の鐘の音楽が会場に流れ、安田と2人の子役が登場。「子どもの涙は涙を誘うと思った」と後に語る安田が一杯のかけそばを年越しそばとして3人で食べようと子役に勧めるが全く口にせず、泣き始めてしまう。すると安田が1人でそばを食べ始め、切ない空気が会場に漂う。音楽がかかり続けるなか、その後も小芝居を続け、そばを食べきると安田以外のメンバー4人に「泣けた」と書かれた札がスタッフから渡され、安田がメンバーに対して泣いたかどうかの確認があった。しかし、当然泣けるわけもなく微妙な空気が会場に流れる。すると、安田の合図とともに「16小節のラブレター」が突然流れ始め、安田が密かに入手していた、リーダー・森崎博之の妹が書いた感動の手紙を朗読。すると森崎の目に涙が浮かび、結果メンバー全員から「泣きました」の札が挙げられた。安田らしいシュールな笑いと感動が入り混じる不思議なコーナーとなった。

続いては、TEAM NACSが十数年前に北海道で放送していた「ナックスガタメ」というラジオの復活コーナーが始まり、当日会場に来ている観客からの投稿メールを読み上げてのトークとなった。NACS出演のイベントの度に願掛けが叶うファンのメールなどが紹介された。

続いては、遡ること16年前、「FOUR」という、リーダー・森崎以外のメンバー4人が脚本・演出を担当した舞台のなかから、音尾琢真脚本・演出の「King of Curry」が朗読劇という形で復活。架空の国であるカレー国で起きたカレー王暗殺事件を発端にカレー王子(音尾琢真)がカレー王になるためにハンバーグカレー(大泉洋)とともに家臣に裏切られながらも奮闘する。ストーリー自体は壮大なのだが、カレー国という設定とその世界観に合わせたセリフを、メンバーが真面目にやればやるほどどうしてもクスクス笑ってしまうシュールな朗読劇となった。

朗読劇が終わると、音尾が作詞・作曲した「ぼくらのキセキ〜five goes on〜」を5人で歌唱。歌詞の中には結成から20年の間に上演してきた舞台のタイトルが散りばめられており、ファンがこれまでのTEAM NACSの歴史を振り返りながらじっくり歌を聴ける演出となっていた。

最後にはメンバーそれぞれからファンへの挨拶があり、これまで応援し続けてくれているファンへ感謝の気持ちが伝えられた。

音尾「これからも5人でいること大切にしていきたいと思いますので、皆さんにもそんな僕らを見守っていっていただきたいです」

大泉「5人でこうしたイベントができることを幸せに思います。30年40年と我々をこれからも見守っていてください!」

戸次「こうしたイベントが30年、40年とできるよう、ファンの皆様は健康に気をつけて日々生活していってください!」

安田「これから10年20年と続けていけるかどうかは神のみぞ知るというかたちではありますが、ひとつひとつ大切にやっていきます。皆様からいただいたご恩をきっちりお返しできる自分でいたいと心より思っております。心より感謝申し上げます」

リーダー森崎「私たちを応援し続けてくれている皆様、改めて本当にありがとうございます。最後に皆様に大きな約束をさせてください。今40歳の音尾が80歳になったらTEAM NACSは解散しようと僕は思っています! つまりあと40年、2056年までTEAM NACSは続けていきます。それまで私たちを愛し続けてください!」

さらに、2018年にTEAM NACSの本公演「PARAMUSHIR 〜信じ続けた士魂の旗を掲げて」の上演決定の発表があり、会場のファンは大興奮。今後のTEAM NACSとしての活動にも期待が高まる。

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