家入レオ、力強い歌で高校サッカー応援

2016/10/20 09:11 Written by Narinari.com編集部

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シンガーソングライターの家入レオ(21歳)が、今大会で95回を数え、“冬の風物詩”全国高校サッカー選手権大会の応援歌を担当することが決定した。

応援歌に決定したのは、本大会のために書き下ろされた新曲「それぞれの明日へ」。作詞を家入レオが担当し、作曲に多保孝一、編曲に本間昭光、という陣容で制作された。「例え 今泣き叫んでも 夢を描いて それぞれの未来へ 羽ばたいて行け」――そんなサビの歌詞が印象的な、サッカーに打ち込む高校生はもちろん、全てのティーン、全ての世代の人の心に力強く響く応援歌だ。

全国高校サッカー選手権大会の応援歌は、過去にいきものがかり、FUNKY MONKEY BABYS、ナオト・インティライミ、miwa、GreeeeN、大原櫻子、BLUE ENCOUNTなど数々のアーティストが担当している。


☆日本テレビスポーツ局土谷プロデューサー コメント

力強いストレートな歌声。今回、家入レオさんに応援歌をオファーした最大の理由は、小さな体から発せられる「エネルギー」です。
2012年当時「現役高校生シンガー」としてメジャーデビューを果たした家入さんだからこそ、夢を追いかける素晴らしさ、苦しさ、仲間への想いなどをストレートに表現し、日本一を目指す選手、更には選手権をきっかけに世界を目指す高校生の背中を後押ししてくれるのではないか…そんな期待を込めて応援歌制作を依頼しました。
完成した曲は、高校生や同世代に共感していただける、「高校サッカー愛」に満ち溢れた応援歌となっています。出場した選手はもちろん、会場に応援に駆け付けてくださる観客の皆様、テレビで見てくださる視聴者の皆様にとっても、人生の応援歌になる曲だと思います。
その家入さんと直接お会いした際に出場する選手たちへの想いを語っていた言葉が印象的でした。

『優勝とか勝ち負けとかもちろん大切ですが、選手の皆さんにはやりきってほしいです。やりきったかどうかはその選手自身が一番よく分かると思うので。ベストを尽くしてほしいです。』

優勝するチーム以外、必ず敗退という現実が待っています。その後プロに進む選手もいれば、大学で続ける選手もいます。しかし全ての選手がサッカーを続けるわけではありません。この選手権を最後に、サッカーをやめる選手が数多くいます。
そんな高校生たちにも無限の未来、それぞれの明日が待っています。日本の未来を背負う高校生にとって、今後どのような時でも、どのような道に進んでも、それぞれの未来で「高校時代頑張れた」、「やり切れた」という自信が、この曲を聴くたびに蘇ってほしいと思いますし、今後の長い人生で立ちはだかるあらゆる困難へと立ち向かっていってほしいと思います。
「例え 今泣き叫んでも 夢を描いて それぞれの未来へ 羽ばたいて行け」

家入さんの現在の夢は「自分の歌が、ちょっとでも誰かの笑顔に繋がったり、傷を癒したり。そっと寄り添える存在になること。」だといいます。
舞台は違いますが、それぞれの夢に向かって走り続ける高校生たちへ家入さんが書き下ろしてくれた第95回全国高校サッカー応援歌『それぞれの明日へ』。力強さと切なさが同居する真っ直ぐな歌声は出場する選手たちの背中を押し、更には視聴者の心を震わす素晴らしい大会になってくれることを期待しています。


☆家入レオ コメント

今回、歴史ある高校サッカーの応援歌のお話をいただいてとても嬉しかったです。歴代の応援歌に恥じないように自分もサッカーを通じて一生懸命になる思いや姿にスポットをあてて、曲を作っていこうと思いました。

「それぞれの明日へ」で自分の中で大切にした想いとして、やはり選手達には、『やりきってほしい』という気持ちがすごくありました。自分自身毎日同じことの繰り返しのようで、実はその積み重ねが、今後大事な時に自分に返ってくると思っているので、自分を信じて、ひたすらもがいて、前に向かって歩いていってほしいという気持ちで作りました。

曲を作っていく中で、今回の大会に関わっている方々のお話や想いを聞く機会があり、一番衝撃を受けたのが、大勢いる部員の中で、先発出場する11人に選ばれる為のドラマが、試合で戦う前にあるということでした。「同じ努力をしているのに自分は選ばれなかった」とか、逆に「自分は選ばれてしまった」とか、様々な想いやプレッシャーがあるということ、本当にこの大会で色々なことを選手達が学んでいくということを知りました。「それぞれの人に同じ明日は無いし、そこで学んだことがそれぞれの未来に活きてほしい」そんな想いから、今回「それぞれの明日へ」というタイトルにしました。

この歌を聴いて一番感じてほしいことは、自分と向き合ってほしいということです。『「下手くそだなぁ」、「向いてないなぁ」弱気な君もいたね』という歌詞があるのですが、自分と向き合う作業は、自分の弱さが分かりますし本当に辛いことだと思います。しかし、上手くなるには、まず自分が「下手だ」と思わないと出来ないことだと思います。それを毎日部活でやっている高校生の皆さんには本当に敬意を感じます。「下手くそだな」とか「自分は向いていない」って思うことは、決して間違ったことではないと、ただ、そこで挫折するのではなく、今は辛いかもしれないけど、この先に世界が自分のことを待っているんだと、この歌を通じて少しでも感じてもらえればいいなと思います。

また高校時代にサッカーをしていた方は、永遠にその時代を心の中に映しながら生きているということが印象的でした。「その時代を頑張れたから、今の自分がある」と聞いた時から、今この瞬間だけを応援するだけの歌にはしたくないという想いがありました。
大会は勝負の世界なので、勝ち負け、白黒ははっきりつきます。ただどちらの結果になったとしても、自分が大会に参加したという事が、どれだけ自分の誇りになるのかということを気づいて欲しいですし、いつか今の苦しみも活きる日が来るのではないかと。大人になった時、あの時頑張れたのだから、今も絶対出来るって思える自信に繋がるのではないかと。「あの高校時代を頑張れたから、今の自分があるんだよ」と。そういう思いを込めて長い目でずっとみんなで寄り添っていける歌詞にしました。

高校生の皆さんはもちろん、頑張っている全ての人達にとっての人生のテーマ歌になったらいいなと思います。

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