長谷川京子が“伝説のスピーチライター”に

2016/10/14 05:00 Written by Narinari.com編集部

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長きに渡り売り上げを伸ばし、ついに30万部を突破した原田マハ原作の「本日は、お日柄もよく」。“スピーチライター”という職業を題材に、WOWOWで連続ドラマ化することが決定した。

本作は、夢や目標もなかった普通のOLがスピーチライターの紡ぐ“言葉”に魅了され、新たな人生を選択する成長物語。世界を動かす“影”の職業・スピーチライターに挑み、人と人とを結び合う言葉の可能性を追求するヒューマンドラマだ。

そんな本作の指揮をとるのは、映画「半落ち」で日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞した佐々部清。人間ドラマの丁寧な描写に定評のある佐々部監督が、初めてWOWOW連続ドラマに挑むのも見どころのひとつだろう。

普通のOLからスピーチライターの世界へと飛び込んでいく二ノ宮こと葉役を演じるのは比嘉愛未。そんなこと葉を厳しく鍛える伝説のスピーチライター・久遠久美役には長谷川京子。比嘉とは初タッグとなる師弟コンビが政治の世界で活躍する。

そのほか渡辺大、石橋蓮司、そして連続ドラマW初出演組となる八千草薫、速水もこみちらが脇を固め、さらに6年ぶりの出演となる船越英一郎など、新鮮かつ、“若手×ベテラン”とバランスの取れた、大人気原作の映像化に相応しい実力派キャストが集結した。


☆長谷川京子(久遠久美役)コメント

Q.「連続ドラマW 本日は、お日柄もよく」への出演が決まった時の感想を聞かせて下さい。
A.スピーチライターという職業を恥ずかしながら今回初めて知りました。知れば知るほど興味深く、ただ言葉を綴るのではなく、クライアントの魂の声を形にする。語彙をたくさん持つのはもちろん、相手の心に耳を傾けなくてはいけない。本当に興味深い仕事だと思います。

Q.今回演じられる久遠久美の印象や、スピーチライターという役どころを演じて難しかったことや役作りについて聞かせて下さい。
A.難しかった事は、何よりも久遠久美という女性から発せられる台詞の量とスピード、そしてその言葉に説得力を持たせなくてはいけなかったことです。普段使わないような言葉や、スピーチライターの先人の話をする時、一度自分の体に消化させてから言わないと、自分の言葉にならないと思い、なるべく早い段階で台詞を覚えるようにしました。監督には低い声で話して欲しいと言われました。低い声の方が、キャラクターに落ち着きや自信がある様に見えるのだな、とわたしも感じましたが、普段の地声よりもかなりトーンを落としたので、お芝居に規制が出たと思います。でもそれも含めて久美のキャラクターの一部になったのかな、とも思います。

Q.視聴者の皆さまへメッセージをお願いします。
A.この作品を観ていただいて、言葉が持つ力を皆さんに再確認してもらえたら、嬉しいです。簡単に省略したり、新しい記号を作るのも悪くはないと思いますが、やはり日本人に生まれた以上、日本語の美しさや繊細さを改めて知るきっかけになってくれれば、とても嬉しいです。


☆佐々部清監督コメント

Q.「連続ドラマW 本日は、お日柄もよく」は、佐々部監督にとって、WOWOWで初の連続テレビドラマですが、本作の意気込みを聞かせて下さい。
A.連続ドラマの経験がほとんどないので悩みましたが、僕自身が原作の原田マハさんのファンであり、本作は大好きな小説だったので、とにかく自分が観たい、感動したい作品を撮ろうと心懸けました。また、主要キャストやスタッフも初めての方が多かったので、その部分(お芝居も含め)もカメラのそばで楽しもうと思いました。自分が気負うと俳優にも伝わるので、出来るだけフワァ〜としていようと注意もしました。なので、あまり意気込んでなかったかも知れません(笑)。

Q.本作の見どころなどがありましたら聞かせて下さい。
A.通常の演出はセリフをなるべく簡略化(省いて)して、表情やアクションを丁寧に描くことで伝えようとするのですが、今回はスピーチライターが大きな題材。つまり、話すことが見せ場の作品です。こんなにセリフを喋るシーンの多い作品は初めてかも知れません。ならば、俳優にどこまでセリフを委ねられるかという勝負をしてみたくなりました。主要キャストは各々が長いセリフを喋るシーンがあります。そのシーンは全て見せ場と言えるでしょう。


☆「本日は、お日柄もよく」ストーリー

老舗製菓会社の総務部で働く二ノ宮こと葉(比嘉愛未)は、突然広報への異動を命じられ困惑。さらに、ひそかに想いを寄せていた幼なじみ・今川厚志(渡辺大)から別の女性と結婚すると伝えられ落ち込む。傷心のまま厚志の結婚式に出席したこと葉だったが、伝説のスピーチライター久遠久美(長谷川京子)の祝辞に心を揺さぶられる。一方、会社の一大プロジェクトのメンバーに抜擢され、社長のスピーチ原稿を書くことになったこと葉だが、コピーライター和田日間足(速水もこみち)の抜群のトーク力に完敗。一念発起したこと葉は、久美の事務所に押し掛け、久美の“弟子”として働くことに。ある日、久美の事務所に大物政治家の姿があった。 スピーチライターとして新しい一歩を踏み出したこと葉は、思いも寄らない人物のスピーチ原稿を担当することになり...。こと葉の綴る言葉は、人々の心を動かすことはできるのか?

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