ダコタ・ファニング(22歳)は、かつて「一風変わった容姿」として、仕事を断られていたそうだ。
6歳の頃から「アイ・アム・サム」「宇宙戦争」など世界的な大作映画の数々に出演してきたダコタだが、コマーシャルとなると、数多くの拒絶を経験してきたという。
「私は重要でないことから重要なことを解釈することがいつも出来ていたの。コマーシャルのオーディションにたくさん行ったけど、いつも長い髪の毛の女の子が選ばれていて、私はほとんど選ばれることがなかったわ。私は髪が短かったし、ちょっと違う見かけだったの。それで私は『たぶん向こうは茶色の髪かもっと髪が長い子を求めていたってだけなのね』って言っていたものよ。それでお母さんが『きっとその通りね』って言っていたの」
多くの子役スターとは異なり、ダコタは安定した私生活を送れていたそうで、それが両親の育て方のおかげだとガーディアン紙のインタビューで語った。
「うちの両親は、私がこういうことを始める前からある一定の態度と生活に集中することを求めるような両親だったの。マナーや大人への尊敬心はとても重要なことだったわ。それは生まれた時から教え込まれていたの。それが職業というものへの感覚にもなったの。映画の撮影現場での礼儀正しさを理解し始めた時にも、助けようとしてくれる人に尊敬心を払うことってね。子供の頃ってとても感受性が強いでしょ。だから現場の焦点をどんどん飲み込むものなの」
また幼いころから長年映画の世界にいることで、技術的な要求が自然と出来るようになったと明かした。
「どこに印があるか見ないでも分かるの。それにどこに視点があるべきかも感覚で分かるわ。100パーセントね。でもキャラクターや話はいつも違うから、感情的な部分は体で覚えられるものじゃないわ。そういうことには今でも驚かされてアドレナリンが発生するものよ」