「007」シリーズ次回作のジェームズ・ボンド役は、過去4作で同役を務めてきたダニエル・クレイグがいまだに最有力候補だという。
次期ボンド役を巡ってはさまざまな説が飛び交っているものの、2006年作「カジノ・ロワイヤル」以来主役を演じたダニエルの5作目への続投を、バーバラ・ブロッコリとマイケル・G・ウィルソンらプロデューサー陣が熱望していることを、シリーズの重役であるカラム・マクドゥーガルが米放送局BBCに明かした。
ここ数か月の間、次期ボンド候補にはエイダン・ターナーやイドリス・エルバ、トム・ヒドルストンらの名前が挙がっている。
昨年、ダニエル本人が次回作続投について後ろ向きな発言をしていたことで、ボンド交代の噂に拍車がかかっていた。そしてM役を演じた共演者のジュディ・デンチも「ダニエルは疲れ切っているんじゃないかしら」と発言し、ボンド役からの休みが必要であるという考えを明らかにしていた。
また、前2作品を手がけたサム・メンデス監督もすでに新作には参加しない意向を示している。