渡辺直美がNY公演「ナオミー!」の大歓声

2016/10/04 00:00 Written by Narinari.com編集部

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お笑い芸人の渡辺直美(28歳)にとって4年ぶりの単独ライブとなる、初ワールドツアー「Naomi Watanabe WORLD TOUR」。その初日の10月2日、米ニューヨークで行われた公演が大盛況のうちに幕を閉じた。

ニューヨークで最も由緒ある劇場の一つであるウェブスター・ホールで行われたツアー初日。渡辺のライブを一目観ようと押しかけた大勢のファンで、会場は満員に埋め尽くされた。

オープニングは、ビヨンセの「リング・ザ・アラーム」から「クレイジー・イン・ラブ」。軽快なビートに合わせて、蜂のような黄色に黒の縞模様の衣装を着た渡辺が舞台に登場すると、場内は一気に盛り上がりを見せ、会場中から「ナオミー!」の歓声。渡辺も気合十分の激しいダンスで応える。

さらに曲はビヨンセ「ベイビー・ボーイ」。バックダンサーが登場して、全員で息が合った完璧なダンスを披露する。そして、ビヨンセの「セイ・マイ・ネーム」「ゲット・ミー・バディード」へと続く。観客は、渡辺がビヨンセのライブをスピーチまでをも完璧にコピーすることに度肝を抜かれ、まるでビヨンセがステージにいるように感じた様子。しかし、ステージに立つのは大きな体幹を揺らしながら踊る、紛れもない渡辺だ。

そしていったん渡辺がステージから消えると、舞台は暗くなり、会場に設置されたビジョンに「ゴースト・バスターズ」のプロモーションビデオなどが流れる。渡辺、友近、椿鬼奴、しずちゃんが「ゴースト・バスターズ」に出演していることに、ニューヨーカーたちもクスクス笑いが止まらない。

舞台に渡辺が再び登場して、曲はアップ・ビートのザ・ドリーマーズから「ドリームガールズ」。早口の歌詞にも完璧についていく渡辺に観客は驚きを隠せない。

ここでMC。息切れの止まらない渡辺に観客からは笑いが。まず、渡辺が「サンキュー!ハーイ、ガーイズ!! Nice to meet you! I am Naomi Watanabe.(息切れ入れて)ねえ、凄いゲロキツですが(苦笑)、ありがとう」。

続けて「今日、はじめて海外でライブをするんですけど、まさかこんなにたくさんの人が来てくれるなんて思いませんでした。ありがとうございます!寒い中、外で待ってくれて、ありがとうございます!寒かったね、ごめんね。今日は、私のことを知っている人はどのくらいいますか?逆に私のことを知らない人は、どのくらいいますか?じゃあ、今日はね、知っている方も、知らない方も楽しんでもらえるようにがんばります。今日はですね、知っている方も知らない方も盛り上がるかな、と思って特技を持ってきました。それは、マシュマロ・キャッチです!」。

そして、マシュマロ・キャッチヘ。選ばれた観客が舞台に上げられて、渡辺に向けてマシュマロを投げ、渡辺が口で受け止めるというパフォーマンスだ。投げるのはマシュマロだけにとどまらず、大福、そして肉まんへと変わる。これにはニューヨーカーたちも爆笑となった。

そのままビヨンセ「ラン・ザ・ワールド」へ。口に残った肉まんをもぐもぐさせながらも、渡辺は完璧なパフォーマンスを見せた。

会場のビジョンに渡辺の経歴を英語で紹介する映像が流れ、「インスタグラムは日本で最もフォロワーを持つ」と紹介されたときには、会場から驚きの声も。

さらにアメリカ国旗を模したセクシーな衣装の渡辺が舞台に登場。曲はレディー・ガガの「テレフォン」「ユー・アンド・アイ」、そして「アプローズ」へ。途中、ダンサーたちが渡辺を宙に持ち上げようとするが、10センチほどしか上がらないというパフォーマンスが何度も繰り返されると、観客も大喜び。

そして、ライブは最後の盛り上がり、ビヨンセの「シングル・レディース」「リッスン」で締めくくってエンディングへ。ニューヨーカーたちは極限まで洗練された渡辺の和製ビヨンセを心ゆくまで味わった。

ライブ後、「ニューヨークの観客はどうでしたか」という問いに、「みなさんが私のことをすごく愛してくれているというのが伝わってきて、それがとても嬉しかった」と感想を語る渡辺だった。

今後、ワールドツアーは10月4日(現地時間)にロサンゼルス、10月18日に台北へと続く。

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