ブーム便乗? あの週刊誌風不倫ソングコンピCD

2016/09/27 17:26 Written by Narinari.com編集部

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2016年、年初から芸能界を騒がせ続けて来た“不倫”。ベッキー、桂文枝、とにかく明るい安村、ファンキー加藤、三遊亭円楽、中村橋之助など、毎月のように誰かの不倫が話題になったのは周知の通りだが、そんな不倫ブーム(?)に便乗したコンピレーションCD「禁じられた愛の唄」が、9月28日にビクターより発売される。

同社によると、このコンピレーションCDは「不倫をテーマとした文学や音楽、映画など芸術作品の中には名作と呼ばれるものも少なくなく、日本の歌謡界においても、数多くの名曲が生まれています」ということを踏まえ、正面からこのテーマに取り組んで企画。不倫が題材のコンピレーションCDは「史上初」の試みだ。

本作には「シンデレラ・ハネムーン」(岩崎宏美)、「ブルースカイ ブルー」(西城秀樹)といった歌謡史に輝く人気曲から、「年下の女」(森進一)、「越冬つばめ」(森昌子)、「愛人」(テレサ・テン)、「天城越え」(石川さゆり)といった長くカラオケで愛唱されている演歌まで、ほぼ発売順に収録。不倫ソングの歌謡史をたどる上でも貴重な資料となっている。

また、作家別にも、阿久悠(シンデレラ・ハネムーン、ブルースカイ ブルー、悦楽の園)、吉岡治(さざんかの宿、天城越え)、なかにし礼(ホテル)、荒木とよひさ(愛人)、有馬三恵子(他人の関係)、湯川れい子(あゝ無情)、秋元康(海雪)、松尾潔(Ti Amo)、谷村新司(ガラスの花)、高見沢俊彦(し・の・び・愛)などなど、錚々たる面子の日本を代表する作詞家やシンガーソングライターが“禁じられた愛”の歌詞を綴っている。

このような楽曲からヒットが多い理由を、音楽市場アナリストの臼井孝氏(T2U音楽研究所)は、「禁じられているからこそ生じる切なさややるせなさ、許されないからこそ生じる燃えたぎる愛、またそれを傍で感じる立場にある人の狂おしさや嫉妬など、様々な感情がリアルに描かれています。また、逆境の中でも愛を貫こうとする点で、ある種“純愛の極み”とも言えるかもしれません。だからこそ、共感を憶える人が多いのではないでしょうか」とコメントしている。

ちなみに本作のジャケットは、今年“センテンススプリング”という流行語(?)にもなった、あの雑誌を彷彿させるデザインに。価格は全18曲で1800円(税別)と、ダウンロード時代を意識した設定となっている。


☆収録曲

01. 年上の女(ひと) / 森 進一
02. 他人の関係 / 金井克子
03. シンデレラ・ハネムーン / 岩崎宏美
04. ブルースカイ ブルー / 西城秀樹
05. お嫁にゆけないわたし / 三浦弘とハニーシックス
06. 左手で愛して / 畑中葉子
07. ガラスの花 / 高田みづえ
08. さざんかの宿 / 大川栄策
09. 越冬つばめ / 森 昌子
10. ホテル / 立花淳一
11. 愛人 / テレサ・テン
12. し・の・び・愛 / 柏原芳恵
13. あゝ無情 / アン・ルイス
14. 天城越え / 石川さゆり
15. なめとんか / やしきたかじん
16. 悦楽の園 / 長山洋子
17. 海雪 / ジェロ
18. Ti Amo / 湖月わたる(カバー)

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