団地の花壇は“墓石”で出来ていた

2016/09/05 14:00 Written by Narinari.com編集部

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墓のしるしに立てられる墓石。墓石に使われる石材には御影石、大理石、石灰岩などさまざまあるが、遺族にとっては“単なる石”でないことだけは確かだ。中国ではこのたび、団地敷地内の花壇が何者かの墓石で造られていたことが判明、住民の不満が噴出しているという。

中国メディア・揚子晩報などによると、この驚きの事実が発覚したのは江蘇省のとある団地。先日、同団地の敷地内にある花壇の一部が、住人の車に壊されたことがきっかけで崩壊、黒大理石の欠片に何者かの名前とともに「〜の墓」と、墓石であることが確認できる文字が彫られていたという。

この一件は団地の住人の間で瞬く間に広まり、物議を醸すことに。「墓石を花壇の材料に使うなんて信じられない」「故人に対する冒涜だ」「恐ろしい」などと不動産会社や管理会社にクレームが入り、関係者は対応に追われることになった。

不動産会社関係者は「工事のときに業者が中古の大理石を使用したことが原因ではないか」と述べているが、どうやら仕入れ担当者が確認を怠り、それがたまたまどこからか盗まれてきた墓石の大理石だった、というのが真相のようだ。

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