ウーマン村本が「ポエム実況問題」に見解

2016/08/23 15:01 Written by Narinari.com編集部

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お笑いコンビ・ウーマンラッシュアワーの村本大輔(35歳)が、8月22日に放送されたニュース番組「AbemaPrime」(AbemaTV)に出演。リオ五輪のレスリングの試合で、吉田沙保里選手の決勝戦での実況アナウンスが「ポエムすぎる」「うるさい」とネットで物議を醸していることについて、見解を語った。

この件について、番組では元NHKアナウンサーで法政大学教授の山本浩氏をゲストに迎え、スタジオで議論。問題になっているのは、吉田選手の試合前から、2014年3月に亡くなった吉田選手の父親の気持ちを代弁するような感情に訴える実況が続いたことで、視聴者から怒りの声が多く寄せられたというものだ。

実際に放送された実況の一部が紹介されると、村本は「それでは歌っていただきましょう!吉田沙保里で、…って始まりそうな(実況ですね)。実況って事実じゃないことも言うじゃないですか。例えば僕だったら、自分のお父さんが亡くなって、お父さんがこう言っているであろうみたいなことを、知らない人が(観客や視聴者を)盛り上げるためにしゃべっているとちょっと嫌ですよね」と、吉田選手の立場になったときの自身の率直な感想を語った。

山本氏は「スポーツ実況の原則は、選手自らのプレーで語るんです。それが観ている人に伝わらない時に、実況の言葉で説明を加えるというのがベースにある。それを大きく変えた新しい流派を自分でつくられたんじゃないか」「一番大事なことは、この放送を誰のためにしているのかということ。いろいろな考え方はあるが、一番大事なのは視聴者に向けて伝えることです」と、長年実況を続けてきた経験から語った。

また、山本氏から、実況のタイミングが実際の試合から遅れていたり、まったく違う情報が重なっていると視聴者はうるさく感じるという話が出ると、村本さんは「なるほど!これってお笑いのツッコミに似ていて、ツッコミってお客さんが思っているちょっと先を汲み取ってツッコんであげると笑うんですって。言ったことをそのまま後から言ってもウケないんです。1つ先のことをぱっと読んでぱっと言ってあげることが大切なので、ちょっと近しいものがあるような気がしますけどね」と、笑い芸人としての見解を示した。

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