デルタ航空の新制服“セクシーすぎる”と却下

2016/08/10 14:16 Written by Narinari.com編集部

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ファッションデザイナーのザック・ポーゼンがデザインしたデルタ航空の制服が「実用的でない」という理由で却下されたようだ。

昨年4月に同航空会社の客室乗務員、グランドスタッフ、サポートクルーの制服をデザインする契約を結んだザックだが、提案したデザインは職員が仕事するのには制限的でセクシーすぎることから、デザインをし直すことになったという。

関係者の1人はニューヨーク・ポスト紙に「彼のデザインが客室乗務員にとって実用的でないと判断されましたので、デザインの段階で滞っています。乗務員たちは長時間制服を身につけますから、着心地の良いものが必要なのです。ザックのデザインは素晴らしく、セクシーでさえありますが、制限的であり、全ての体型や年齢に対応していません」「ザックはいくつものデザインを提出しました。華やかではありますが、実用的というわけではありません」と話している。

さらに、航空会社へのデザイン提供とあって、他のライバル社などに情報が漏れないようにザックは厳しいセキュリティの元にデザインを保管しなければならないようで、前述の関係者は「ザックが最近提出したものには最高20の縫い目がありました。双方にとってもどかしいところでした。悪人の手に渡すことはできないので、全てのデザインが厳しいセキュリティ下にあります。それが作業を複雑にしているのです」と続ける。

ザックはデルタ航空のために約50セットのデザインを2年以内に手掛けることになっており、完成品は2018年にお披露目される予定となっている。

デルタ航空の広報担当は「この秋、制服を8万人の職員に向けてお披露目します。世界各地の約1000人の職員が参加する試着のプロセスが2016年後半から2017年前半に実施される予定です。その試着した職員のフィードバックを参考に、ザックとそのチームと必要な修正を加えます。それから生産に入ります。2018年から全職員が制服を身にまとう計画です」とコメントしている。

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