天龍“TV活躍”の裏に娘の助言、「THEプロレス展」トークショーで語る。

2016/07/18 17:00 Written by Narinari.com編集部

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元プロレスラーの天龍源一郎(66歳)が7月17日、那須ハイランドパークで開催中の展示イベント「THEプロレス展」を記念したトークショーに登壇。軽妙なトークで会場を沸かせた。

この日、会場に詰めかけた約200人のファンによる“天龍コール”で迎えられた天龍は、進行役として登場したタイガー木原(全日本プロレスリングアナウンサー)とともにイベントを進行。

昨年の現役引退以降、プロレスの試合もほとんど見ておらず、復帰についても今はまったく考えていないと語った。一方で、バラエティ番組やCMなどで大活躍している現在について「リングとは勝手が違い苦労している」と告白。自身よりも芸能界に詳しい娘のアドバイスを聞きながら活動しているそうだ。

ファンからの質問コーナーでは、現役時代の話に。自身のベストバウトについて、1990年4月13日、東京ドームで行われた「ランディ・サベージ戦」を挙げた天龍は、ファンの間でも語り継がれるこの1戦について、「エンタテイメントとして、プロレスの“魅せ方”を初めて意識した、自分のプロレスに対する考え方を変えた試合だった」と語った。

また、ジャンボ鶴田とのいわゆる“鶴龍戦”について、「今振り返っても恥ずかしくない試合をしたと思っている」と自負をのぞかせ、さらに、中学生のファンから「人生で一番辛かったことは?」と質問が出ると、天龍は13歳で相撲界に飛び込んだ自身に重ね合わせながら、「自分は相撲もプロレスも予備知識がないまま飛び込んだ。厳しい稽古など、あらゆる困難を受け止め、時にはスルーして、前に進むこと。これが人生の処方箋だと思ってやってきた。だから今振り返ったとき、辛かったという思いは一切ない」と、人生の大先輩として語り、ファンからの拍手に包まれた。

トークショー後には、サイン会&写真撮影会を実施。事前に抽選で選ばれた計150人(サイン会100人、写真撮影会50人)が参加し、撮影会では子供から大人まで男女問わず思い思いのポーズで記念撮影を行うなど、ファン層の広さがうかがえた。

「THEプロレス展」は、日本初となるプロレス団体の壁を越え代表選手コスチュームなどの貴重な品々を一堂に集めたイベント。今後もイベント期間中の毎週日曜日に、各団体の人気レスラーを特別ゲストとしたスペシャルトークショーを開催する予定だ。イベント期間は8月31日まで。

7月24日(日) 日本マット界の至宝 武藤敬司 選手 (WRESTLE-1所属)
8月14日(日) 黒のカリスマ 蝶野正洋 選手 (ARISTRIST 所属)
8月21日(日) 暴走キングコング 真壁刀義 選手 (新日本プロレス所属)
8月28日(日) レインメーカー オカダ・カズチカ 選手(新日本プロレス所属)



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