ウーマン村本“初選挙”はウソ、炎上呼んだ発言に込められた想いとは。

2016/07/12 17:39 Written by Narinari.com編集部

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お笑いコンビ・ウーマンラッシュアワーの村本大輔(35歳)が、7月11日に放送されたニュース番組「AbemaPrime」(AbemaTV)に出演。人生初となる選挙の投票へ行く模様が放送された。

7月4日の放送で、「これまで選挙に行ったことがない、興味がない」と明かし、ネットで炎上していた村本。8日の放送では様々な番組出演者が説得し、投票に行きたいと思わせる企画を実施、10日の投開票日当日を迎えた。

10日の夕方、番組スタッフは村本に密着。「誰でもいいみたいな感じの場合は(投票に)行かない」と投票所前で時間ギリギリまで悩み、「ちょっとトイレに行く」と言い会場へ入った。そして待つこと10分、「してきましたよ、投票」とあっさり告白。「僕は自分の生活に満足しているから、そんな僕の一票が、生活苦しくなっている人の邪魔をする一票になったら申し訳ない。そんなこと考えたら寝られなかったですよ、きのうは」と、真剣に悩み抜いた上での一票だったことを告白した。

その様子をVTRで見届けたスタジオでは、出演者やスタッフ一同から拍手がおこり、ちょっとしたお祝いムードに。その流れの中で村本は唐突に、「みなさん、今から大事な話があるんで、落ち着いて聞いてくださいね。スタッフさんも怒らないでね」と前置きし、「僕はね、実は選挙初めてじゃないんです」と、話の根底が覆る衝撃の事実を明かし、スタジオは騒然とした。

続けて村本は「今までは選挙に興味がなくて人に頼まれて投票して、これでいいのかというもやもやがあった。本当に自分の意思での一票がなかった。そういう意味で、今までの投票は意味がなかったと思った」と、“選挙に行ったことがない”という発言をした背景を説明し、「“投票率を上げよう”というけれど、ふたを開けてみたら、知人に頼まれた候補者に入れるとか、特に応援したい人もいないけれど選挙に行かなきゃいけないからとりあえず有名な人に入れるとか、そういう人が多いんじゃないか。それで仮に投票率が上がったとして、本当に意味があるのか」「“今の世の中に不満はないのか、それを変えるために選挙にいこう”というけれど、今の不満をつくっているのは、ちょっと前の僕らなんですよ」と熱弁。

「だから、選挙に興味のない(有権者のうち投票していない)約50%の代表として、僕には作戦があった。ここ(番組)で“選挙に行ったことがない”と言うことによって炎上してめっちゃ叩かれました。その後、番組スタッフに“僕を口説く企画をしてくれ”と自分で頼んだ。僕のように興味がなかった人を動かしたかった」と、一連の騒動の意図を明かし、「その結果、叩かれたけど、Twitterで『10年ぶりに選挙に行ってきます』といった声ももらって、投票に行ったという人もいた。“なぜ選挙に行かないか”という議論をして、何をやってるんだろうと興味を持つじゃないですか。投票率を上げるのではなく、興味率を上げるということです」と、内に秘めた熱い思いを語った。

さらに、今回の投票について、弟が自衛隊員であること、地元である福井県の大飯発電所で友人が働いていることなど、村本自身のまわりの人々への思いと葛藤して投じた一票であることも告白。

村本の説得にも協力したジャーナリストの堀潤は、「村本さんと話をすることによって、自分のこれまでの投票のことをかえりみました。自分の一票で誰かの生活が変わる、そこまでの重みを今まで感じたことはなかった」と話し、堀自身や、これまで投票に行っていた人たちにとっても、改めて1票の重みを感じるきっかけになったのではと投げかけた。

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