ジブリの大博覧会に行ってみた、激レア展示や乗れる猫バスなど盛りだくさん。

2016/07/11 14:31 Written by Narinari.com編集部

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好きな映画を聞かれて、ジブリ作品をあげる人も多いのではないでしょうか? そんな、みんな大好きジブリ作品を余すところなく体験できる「ジブリの大博覧会」が、9月11日(日)まで六本木ヒルズ展望台東京シティビューで開催中。その様子をレポートします。

◆歴代のポスターがジブリの世界へ誘う

エントランスで出迎えてくれるのは、これまでのジブリ作品のポスターたち。「風の谷のナウシカ」からはじまり「となりのトトロ」「天空の城 ラピュタ」とジブリの人気作がずらりと並びます。ここを歩いているだけで、あの映画の感動がよみがえりワクワクしてきます。一番奥には、9月17日に公開される新作「レッドタートル ある島の物語」の大きなポスターも。

ポスターの壁を抜けて、まず足を踏み入れるのは「レッドタートル ある島の物語」展です。ゴーギャンの絵画や、レッドタートルによせての谷川俊太郎の詩のほか掛け軸まで!? これらがどう作品に絡んでくるのかも気になりますね。



また、大量の絵コンテや劇中カットなどが飾られています。フランスからの新作。まだまだ全貌が明らかになっていないレッドタートル、作品への期待を煽る展示に胸が高まります。

◆巨大なトトロがお出迎え!

「ジブリの大博覧会」展でまず目に入るのは、小さなカフェのカウンターの中いるトトロ。大きな体はカウンターから溢れ出しそうです。

「紅の豚」のポルコや、「魔女の宅急便」のジジ、「耳をすませば」のバロンとルイーゼなどジブリのキャラクターたちがいたるところにいます。

階段の裏にはまっくろくろすけ(ススワタリ)も。ぼんやり見ていると見逃しそうなところにもジブリのキャラがいっぱいです。

◆名作はこうして生まれた!

貴重な紙や資料もポスターコーナーには、歴代のジブリ作品のポスターが貼り出されています。

ジブリの鈴木敏夫プロデューサーと、ジブリ作品のコピーを担当した糸井重里さんの手紙も展示してあり、ジブリファンには堪らない空間です。何度も真剣なやりとりを重ねて、コピーが作られていることがひしひしと伝わってきます。

また、メディアの変遷として壁一面に新聞広告が貼られています。

同じ「かぐや姫の物語」の広告に見えても、「明日、姫がっ!」「映画館に姫がっ!」「Xmasに姫がっ!」「忘年会に姫がっ!」「師走に姫がっ!」と、全て違うコピーなので、細かいところまで読んでみるとおもしろいかもしれません。

忘年会やBBQなど、スタジオジブリ内で実際に貼られていた貼り紙もあります。忘年会のためにこんな本格的なポスターを作っているなんて、驚きでした。ジブリファンには堪らない貴重な資料ですね!

そして、展示室の角にもまっくろくろすけが!! 会場の端から端まで要チェックです。

鈴木敏夫プロデューサーの仕事場を再現したコーナー。ここから幾多の素晴らしい作品が創造されたと思うと、胸が熱くなります。

もののけ姫を例に製作、宣伝、配給、興行の4つに分けて資料が展示されており、どのように映画ができあがるかもわかります。映画を一本作ることは、本当に大変なことなのですね……。ちなみに、宮崎駿監督による「もののけ姫」原案(絵本)は、映画とは全く違うコンセプトです!

ジブリの宣伝ゾーンを抜けると、ジブリの倉庫と名付けられた歴代のグッズが並ぶゾーンがあります。

ポニョの巨大フィギュア、歴代のトトロぬいぐるみ、これまでの前売り券や書籍、アリエッティのドールハウスなど、これでもかというほどジブリグッズが並びます。

その他、アカデミー賞のオスカートロフィーや、ベルリン国際映画祭の金熊賞トロフィーが飾られていたり、スタジオジブリの年賀状や社員旅行のしおりが展示してあったりと、たくさんの資料を見ることができます。これらの中には、今回初公開のものも! じっくり見てくださいね。


◆憧れの「猫バス」にも乗れちゃう!

一通り展示を見終えた先には、「となりのトトロで」おなじみの猫バスが登場!

大人も中に入れる猫バスは、座席がモフモフで、乗り心地抜群です! 行き先は「六本木」(でも“木”の字が……?)、ぜひぜひ記念撮影してみてはいかがでしょう?

◆空への憧れがつまった機械たち

そして次は「空飛ぶ機械達」展。ジブリ作品と言えば、空を舞台にした作品も多いですよね。そんなジブリの空に対する思いが感じられる世界が広がっています。

「天空の城ラピュタ」のオープニングに登場する、巨大な空飛ぶ船。無数のプロペラや、オールのような部分が動きます。それだけでなくゆっくり上下にも動き、窓の外に広がる景色も相まって本当に飛んでいるみたい!




◆一度食べてみたかった「ラピュタパン」や、「まっくろバーガー」も

展示を見終わった後は、カフェでほっと一息ついてみてはいかがでしょう? ジブリの世界観を堪能できるメニューが期間限定で登場します。「まっくろバーガー」(すべて黒い食材を使用)、「目玉焼きトースト&肉団子スープ」「シーフード・レッドカレー」「飛行機乗りのナポリタン&赤ワインと共に」「大博覧会記念パフェ」「苺ミルクと金平糖のかき氷」「抹茶の雨傘かき氷」「青い海のかき氷」「青い空と飛行機のビール」「天空のクリームソーダ」などなど。

お腹を満たした後はグッズ売り場へ、これまでのジブリ作品のグッズはもちろん「レッドタートル」のグッズも販売されています。

ジブリの貴重な資料が観られる「ジブリの大博覧会」。コアなファンはもちろんですが、ジブリ初心者でも楽しめる展示ばかりです。新作の公開に向けて予習をするのも良いでしょう。これまでの物語を振り返りつつ、さらに奥深い魅力に気づけますよ。



※この記事は、情報サイト「イベニア」編集部(取材/舟崎泉美)が執筆したものです。同編集部の許諾を得て掲載しています。

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