小栗旬×福田雄一監督で「銀魂」実写化、作者「全員一緒に死んでもらう」。

2016/07/01 07:00 Written by Narinari.com編集部

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「週刊少年ジャンプ」(集英社)の看板作品で、単行本発行部数の累計が5,000万部を超える人気作「銀魂(ぎんたま)」の実写映画化が決定した。

本作の主人公は、万事屋(なんでも屋)の坂田銀時。天パの銀髪が特徴で、普段は気の抜けたような向上心ゼロの怠け者だが、剣の腕はかなりのもの。かつては攘夷戦争に参加し「白夜叉」の異名を持つ伝説の侍だ。決めるところはビシッと決めるそのギャップに、男性のみならず、多くの女性ファンも獲得している。

そんな坂田銀時役には、俳優の小栗旬を起用。小栗自身も「銀魂」ファンであり、また、単行本27巻には“小栗旬之介”という、小栗のパロディキャラも登場している。

そして脚本・監督を務めるのは、「勇者ヨシヒコ」シリーズや映画「HK 変態仮面」などで知られる福田雄一だ。「銀魂」は、以前から実写映画化の噂が出るたびに「もし『銀魂』が実写化されるなら、福田雄一で実写化して欲しい」「福田雄一だったら見る」という声も上がっていたほど。これまで幾度となく実写化の企画は集英社に持ち込まれている中、ようやく今回実現に至ったのも福田監督によるところが大きかったという。

本作の松橋プロデューサーは次のように語っている。

「連載がクライマックスに向けて大いに盛り上がっている今というタイミングと、そして何より、福田雄一という作品と相性がピッタリの稀有な作家で作りたい、という提案に空知先生も興味を示してくれました。これだったら見てみたい、という先生や集英社の皆さんの琴線に触れたのだと思います。それ相応の覚悟で、福田監督もリスクある舟に乗ってくれました。私は何も心配していないし、ファンの皆さんにも期待してほしい。なぜなら、私の手元にある福田さんの書いた台本、すげえ面白いんです」

また、原作者・空知英秋、福田監督のコメントは次の通り。


☆空知英秋コメント

「ジャンプ」でやってる「幕末」の「侍」ものというキーワードで「るろうに剣心」並みの大作漫画と勘違いした、こんな豪華なスタッフとキャストが集まってくれました。

メンバーが豪華だろうと原作が原作ですから基本泥舟。全員銀魂と一緒に死んでもらう事になりますが、福田監督は「勇者ヨシヒコ」でコスプレ感丸出しながらもそんなのお構いなしで物語に引き込み爆笑させてしまう剛腕振りを見た時から、嫉妬からこのオッさん死んで欲しいなと思っていたし、小栗くんもクローズがカッコ良かったんで、漫画に無断で登場させた時から訴えられるんじゃないかとドキドキしていたし、以前テレビで小栗くんの本棚が映った際に銀魂を1巻で切っているのを見た時から鈴蘭に乗り込まなきゃいけないと思っていたので、二つの邪魔な才能を抹殺するにはいい機会だと思っております。

漫画の実写化はイメージと違うと叩かれるのが常ですが、もう今さら何をやっても読者の皆さんの銀魂のキャラ像はブレないと信じていますし、ここに集まってくれた方々はそういう覚悟もした上で、それでも泥舟でもいいから銀魂に乗りたいと言ってくれた方々ですから、そんな人達の作るまた別の形の銀魂ならコケてもいいから見てみたいな、見てもらってもいいかなと思ったのが実写化をうけた僕の率直な気持ちです。という事なので皆さん。わざわざ沈む船に乗り込んだ「現代」の「侍」達の姿を見て、笑うも結構、泣くのも結構。映画と一緒にその顛末もお楽しみあ〜れ。


☆福田雄一監督コメント

空知先生から大切な作品を任せていただいたこと、本当に光栄です。 たくさんのファンの方に支持されている原作です。

原作の魅力を実写化でも表現できればと、僕が確たる信頼を寄せている最強のキャスト、スタッフに集結していただきました。 空知先生にお会いした時に「福田監督ということは今回ももちろん低予算ですよね!」と言われたのですが、銀魂ともなると、残念ながら?たくさんの予算を頂けました。この予算、たくさん笑えて感動出来る銀魂のために使い切りたいと思います。


映画「銀魂」は2017年全国ロードショー。

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