「天国への階段」盗用疑惑否定、ジミー・ペイジが法廷できっぱり。

2016/06/17 06:38 Written by Narinari.com編集部

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ジミー・ペイジ(72歳)が6月15日、レッド・ツェッペリンの曲「天国への階段」においてリフの盗用をしていないと法廷で証言した。

レッド・ツェッペリンで活躍していたジミーとロバート・プラントが、2人が曲作りに携わった1971年作「天国への階段」のイントロ部分において、スピリットというバンドの1968年作「トーラス」を盗用していると、スピリットのギタリストである故ランディ・カリフォルニアの遺産管理団体から訴えられている中で、今回ジミーがロサンゼルスの裁判所に証拠を示すために姿を現し、「そういったものは、自分の頭の中に染み付いているものです。自分にとっては無縁なことです」と発言した。

そして、ジミーはスピリットのアルバムを3枚持っていることと、レッド・ツェッペリンによる初めてのスカンジナビアツアーの中で、「トーラス」ではないスピリットの曲のリフは使ったことがあると認めた。

その日、元スピリットのメンバーであるマーク・アンデスも出廷しており、アルペジオを用いたコード進行が同じであると主張した。また、1968年にレッド・ツェッペリンが前座を務めたデンバー公演でスピリットが「トーラス」を演奏した時のことを振り返ったり、1970年にイギリスのバーミンガムでのスピリットのコンサートの後にロバートと一緒に出かけたりしたことなども証言した。

レッド・ツェッペリンのジョン・ポール・ジョーンズは「天国への階段」の曲作りには携わっていないが、ジョンとロバートの2人はこの裁判に対し、証拠を提出する予定だという。

ランディは1997年、当時12歳だった息子を離岸流から救出するためにハワイで溺死しており、ランディの受託者マイケル・スキッドモアがレッド・ツェッペリンの2人に対し著作権侵害の訴訟を起こした形だ。ランディは45歳でこの世を去る少し前に、1968年と1969年にスピリットがレッド・ツェッペリンのサポートアクトをしていた間に、ロバートとジミーが自身の楽曲「トーラス」をよく聞いていたとリスナー誌に主張していた。

ランディの遺産管理団体は、ランディが同曲の制作者としてクレジットに名を連ね、印税の一部を受け取るべきだと主張している。

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