林修「ビリギャル」にTV初言及、「全く感動していません」と一蹴。

2016/06/06 13:31 Written by Narinari.com編集部

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予備校講師でタレントの林修(50歳)が、6月5日に放送されたバラエティ番組「林先生が驚く初耳学」(TBS系)に出演。テレビで初めて、昨年ブームになった「ビリギャル」について言及した。

「ビリギャル」は、偏差値30だった金髪ギャルが一人の塾講師との出会い、たった1年間の勉強で慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)に現役合格を果たすという、実話をもとにした物語。しかし、同じ予備校講師、しかも東大・早稲田・慶應の合格請負人として一線で活躍する林は「あの話(=ビリギャル)には全く感動していません」と一蹴した。

「僕が実際に見てきた生徒でも、あれに近いことは、そりゃありますよ」「あれは起きるんですよ、ある確率で」と語る林。それは受験テクニックとして「科目数の少ない私立大学に絞る」ことをポイントに上げ、「慶應のSFCは英語と小論文の2科目のみ」「そういうところに徹底的に訓練してやると、何人かに1人は合格する」と解説した。

さらに「その子が中学受験をしているかどうかも大きいポイント」と続け、「中学受験をきっちりして、小学校高学年の勉強がしっかりできている、ただ、中学・高校と少し遊んでしまったという子のネジを1年で巻き戻して2科目に絞るというのは、そんなに難しいかな? 何人かやれば、1人はうまく行く子は出るだろうねって思ってたんですよね」と、プロとしての立場からの見解を語った。

また、そういう意味では「東大はやはり難しい」とも。東大は科目数がとにかく多く、「あまり勉強が定着していない状態から、1年間で、というのはなかなか厳しい」のが現実だという。

こうした話を聞いてもなお、スタジオの“ビリギャル派”の芸能人からは「(ビリギャルには)結構感動しましたよ」「やれば出来るんだなぁって」との声も上がったが、「そんなに感動しました?」と飄々と受け流す林だった。

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