その日の体調や疲労によって眠りの深さは異なるものだが、いくら呼びかけても叩いても起きなければ心配になるもの。中国ではこのたび、床屋の客が椅子に座ったまま爆睡。まったく目を覚まさず、警察も駆けつける事態に発展したという。
中国メディア・河北電視台によると、この一件は先日、河北省の床屋でのこと。30代くらいの男性客が散髪を行ったところ、途中から気持ちよさそうに、ぐーぐーと寝始めたそうだ。
散髪中に寝る客は珍しくなく、床屋の店主はそのまま放っておいたが、散髪が終わっても男性はまったく目を覚ます気配がない。店主が何度呼びかけても身体を叩いても反応を示さず、途中軽く咳き込んだかと思いきや再び意識を失ってしまったそうだ。
店主は次第に恐れを抱き、警察に連絡。救急隊員も駆けつけ、「男性は脳出血かもしれない」と判断され、そのまま病院に運ばれることになった。
しかし、実際病院で検査したところ、そのような緊迫した事態ではなく。結局、男性は数日間ろくに睡眠をとっておらず、散髪の前にお酒を摂取したことで「ありえないほどの深い眠りに誘われた」、ただそれだけの人騒がせな出来事であった。